iWD の Capture Point を構成する
目次
Capture Point のインスタンスごとにアプリケーションを 1 つ構成する必要があります。Interaction Server は複数の Capture Point をサポートしています。
必要条件
- Interaction Server をインストールする必要があります。
- テナントにビジネス プロセスをインストールする必要があります。
手順
- [環境] > [アプリケーション] に移動します。
- 選択した Capture Point テンプレートに基づいて新規のアプリケーション オブジェクトを作成します。CapturePointId は、GAX で構成した Capture Point アプリケーションの名前に自動的に設定されます。iWD 互換モードでは、IWD_capturePointId プロパティとしてユーザー データにも保存されます。Capture Point を構成するとき、Capture Point ID をアプリケーション名と同じにしないと、正確なイベント履歴レポートやフィルタリングが得られません(Capture Point の名前には任意の値を使用できます)。
- Capture Point は Interaction Server と統合されているので、ホストとポートの情報は Interaction Server ([接続] タブに接続の 1 つとしてリストされている) から抽出されます。ただし、アプリケーションを作成するためには、最初にホストを直接指定する必要があります。したがって、ホストは Interaction Server のホストと同じでなければなりません。
- Interaction Server に接続を追加します。複数の Capture Point アプリケーション オブジェクトが同一の Interaction Server に接続できます。
- [ポート] タブで、ポートを構成してください。これは Interaction Server に接続するために必要です。
- [テナント] タブで、関連テナントを追加します。
- [オプション] タブは無視してください。
- [アプリケーション オプション] タブは無視してください。
- アプリケーション オブジェクトを適用して [iWD 属性] などの追加タブを表示します。
- [iWD 属性] タブで、ドロップダウン リストからソリューションを選択し、説明を追加します。リストが空の場合は、割り当てられたテナントにおいてビジネス構造がまだ構成されていないことを意味します。
- この段階で、ランタイム ID (ID フィールド) を変更してください。iWD 属性を最初に保存した後にランタイム ID を変更することはできません。なお、ランタイム ID と Capture Point の名前は同じにする必要があります。
- リストされている各キュー フィールドに関連するキュー名を追加します。すぐに使える標準的な iWD ビジネス プロセスの場合はデフォルトのキュー名が提供されます。カスタマイズしたビジネス プロセスでは、これらがカスタム キューの名前になります。以下は現在のソリューションにおける iWD のインタラクション キューをカスタマイズするためのオプションです。同一のテナントに複数の iWD ビジネス プロセスを構成するときは標準外のキュー名を設定してください。ドロップダウン リストからキューの名前を選択できます。値が見つからない場合は、現在のキューに対してデフォルトの名前が表示されます。
- 新規タスク用キュー—現在のソリューションのビジネス プロセスへのエントリであると iWD が認識するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_New
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_New
- キャプチャ済みタスク用キュー—等級分けストラテジによる処理が成功したタスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_Captured
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_Captured
- キュー待機中タスク用キュー—優先順位付けストラテジによる処理が成功したタスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_Queued
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_Queued
- 完了タスク用キュー—エージェントによって完了とマークされたタスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_Completed
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_Completed
- 拒否済みタスク用キュー—等級分けストラテジによって拒否されたタスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_Rejected
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_Rejected
- キャンセル済みタスク用キュー—Global Task List (GTL) ユーザーがキャンセルした (または Capture Point でキャンセルされた) タスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_Canceled
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_Canceled
- エラー状態タスク用キュー—等級分けストラテジまたは優先順位付けストラテジによる処理が失敗したタスクを保持するインタラクション キュー。デフォルト値:
- IRD—iWD_ErrorHeld
- Composer—iwd_bp_comp.Main.iWD_ErrorHeld
- 新規タスク用キュー—現在のソリューションのビジネス プロセスへのエントリであると iWD が認識するインタラクション キュー。デフォルト値:
- アプリケーション オブジェクトを保存します。
- 構成が完了したら [保存] をクリックします。
重要
Capture Point アプリケーションの名前は最初の 1 文字を英字とし、下線 (_) と英数字以外の文字は使用できません。また、最大 16 文字で、途中にスペースを含めることはできません。
Capture Points の構成オプション
所定のインタラクション キューにおいてインタラクションが追加または変更されるように統合 Capture Point のオプションを設定してください。統合 Capture Point を iWD ソリューションに接続すると、その Capture Point のオプションがソリューションと自動的に同期されます。カスタマイズした iWD ビジネス プロセスでは Capture Point の以下のオプションが更新されて有効になります。
JMS Capture Point とファイル Capture Point
- inbound-transformer-parameters
- CancelQueues
- CompleteQueues
- RestartQueues
- outbound-transformer-parameters
- CancelQueues
- CompleteQueues
- ErrorHeldQueues
- RejectQueues
- RestartQueues
Web サービス Capture Point とデータベース Capture Point
- iwd-parameters
- CancelQueues
- CompleteQueues
- ErrorHeldQueues
- RejectQueues
- RestartQueues
すべての Capture Point
- デフォルト値
- Queue
上掲のセクションに他の属性も含めることができることにご注意ください。完全なリストは『eServices Reference Manual』にあります。
キューと Capture Point のオプションとのマッピング
構成済みのキューと Capture Point のオプションとの間には以下のマッピングが維持されています。
Capture Point のオプション | iWD ソリューションのキュー | デフォルト値 IRD | デフォルト値 Composer |
---|---|---|---|
デフォルト値/Queue | 新規 | iWD_New | iwd_bp_comp.Main.iWD_New |
RestartQueues | 新規 | iWD_New | iwd_bp_comp.Main.iWD_New |
CompleteQueues | 完了 | iWD_Completed | iwd_bp_comp.Main.iWD_Completed |
RejectQueues | 拒否済み | iWD_Rejected | iwd_bp_comp.Main.iWD_Rejected |
CancelQueues | キャンセル回数 | iWD_Canceled | iwd_bp_comp.Main.iWD_Canceled |
ErrorHeldQueues | エラー状態 | iWD_ErrorHeld | iwd_bp_comp.Main.iWD_ErrorHeld |
これらのオプションは、ユーザーが GAX において iWD ソリューションのいずれかのキューを変更すると更新されます。また、ユーザーが GAX において Capture Point の構成で割り当て済みのソリューションを変更したときにも更新されます。Capture Point にソリューションが割り当てられていない場合はキューのオプションを手動で設定できます。
このページの最終更新日時は 2019年2月13日 (水) 15:07 です。
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