コブラウズ セッション
ジェネシス コブラウズ セッションでは、エージェントと顧客が、同じ Web ページを同時にナビゲートできます。従来の画面のように一方の画面に他方のブラウザ イメージが見えるのとは異なり、ジェネシス コブラウズ セッションでは、エージェントと顧客とで Web ページの同一インスタンスを共有します。
目次
コブラウズ セッションを開始する
コブラウズ セッションは、顧客が開始する必要があります。エージェントがコブラウズ セッションを開始することはできません。ジェネシス コブラウズを使用できるように設定された Web サイトには、顧客がコブラウズ セッションを開始するためにクリックする必要のある、[コブラウズ] ボタンが表示されます。
[コブラウズ] ボタンをクリックすると、顧客にセッション ID が提供されます。エージェントが顧客とチャットを行うと、エージェントの Workspace でコブラウズ セッションが自動的に開始します。コブラウズ セッションが開始すると、チャットに、—{start:123123123} のような特別なメッセージが表示されます。ここでは、123123123 はセッション ID となります。
メモ:セキュリティの考慮事項として、特定の Web サイト要素のプレースホルダのみ表示されます。
セッション ID を使用してコブラウズ セッションを開始する
コール時またはチャット時にコブラウズ セッションが自動的に開始しない場合は、エージェントがセッション ID を使用してコブラウズ セッションを開始できます。
顧客からセッション ID を教えてもらい、それを [セッション ID] フィールドに入力してから、地球アイコンをクリックします。
これで、顧客のブラウザが見えるようになります。エージェントが顧客と同じページにナビゲートする必要はありません。コブラウズでは、エージェントと顧客が表示しているページを確実に同じページにするためにセッション ID が使用されます。セッションの開始と同時に、コブラウズ セッションを開始したことを知らせる通知が顧客の画面に表示されます。
ポインタ モードを使用する
コブラウズ セッションに初めに参加したときは、ポインタ モードになっています。顧客側に見える内容と同じ内容がエージェント側にも見えますが、エージェントが顧客側のブラウザでアクションを実行することはできません。ナビゲートも、情報の入力も、フォームの送信もできません。
エージェントと顧客には、お互いのマウスの動きが常に見えています。エージェントがマウスをクリックすると、そのマウス ポインタが赤い丸で囲まれます。顧客をその Web ページ上の特定のセクションに誘導するには、その赤い丸を使用します。
書き込みモードを有効にする要求は、いつでも顧客に送信できます。
書き込みモードに切り替える
書き込みモードでは、エージェントと顧客の双方が従来のユーザー アクションを実行できます。両者ともテキストの入力やボタンのクリックが可能です。
書き込みモードに切り替えるには、コブラウズ領域の右上隅にある鉛筆アイコンをクリックします。顧客は、書き込みモードへの切り替えを承認するよう求められます。書き込みモードは、顧客が承認した場合のみ有効になります。エージェントは、顧客の返答に関する通知を受信します。
顧客が書き込みモードへの切り替えを承認した場合、鉛筆アイコンがポインタ アイコンに変わります。
- 進む矢印または戻る矢印をクリックする。
- URL を URL バーに入力し、Enter キーを押す。
- [最新の情報に更新] ボタンをクリックしてページを再読み込みする。
管理者は、エージェントが書き込みモードで使用できる対話型の構成要素を限定できます。たとえば、管理者は、特定のリンクを使用不可にする場合があります。デフォルトでは、エージェントに対してすべての [送信] ボタンが非アクティブになっており、クリックしても何も実行されません。顧客は、通常のブラウズのように、フォームをいつでも送信できます。
重要:コブラウズできるのは、自社サイトに顧客がアクセスしている間のみとなります。顧客が別のサイトに移動した場合は、自社サイトに戻るまで、コブラウズ セッションは停止します。
ポインタ モードに戻る
コブラウズ セッションを停止する
コブラウズ セッションの開始後は、エージェントも顧客も、[セッションを終了] ボタンを使用することでセッションを終了できます。
エージェントは、顧客と行っているチャットまたはコールを終了することでも、コブラウズ セッションを終了できます。
顧客がセッションを終了すると、エージェントに通知され、エージェント側のブラウザに顧客側ブラウザの表示内容が表示されなくなります。同様に、エージェントがセッションを終了すると、顧客に通知されます。
仮想ブラウザを管理する
エージェントの仮想ブラウザ (顧客側のブラウザ ウィンドウが表示される、エージェント側コンピュータ上のウィンドウ) のサイズは、顧客側ブラウザの実際のサイズと同じになります。顧客側ブラウザ ウィンドウがエージェントの Workspace Web Edition のコブラウズ領域より大きい場合は、エージェント側に、顧客側ブラウザのナビゲートに使用できるスクロール バーが現れます。
データのマスキング
管理者は、エージェントが読むことのできるフィールドを限定できます。文字がマスキングされている箇所は、アスタリスク (****) が表示されます。たとえば、管理者は、顧客のパスワードやソーシャル セキュリティ番号 —だけのマスキングを選択する場合と、すべてのエージェントに対するページ全体—のマスキングを選択する場合があります。