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オーディオ リソースの管理

オーディオ リソースの管理 (ARM) では、パーソナリティとその関連オーディオ リソース (アナウンスおよび音楽ファイル) を管理することができます。

パーソナリティを作成すると、特定の話者に属しているファイルを管理しやすくなります。たとえば、男性の声で英語のダイアログを使用するジョンというパーソナリティを作成できます。あるいは、女性の声でフランス語のダイアログを使用するマリーというパーソナリティを作成することもできます。

次の 2 種類のオーディオ リソースをアップロードできます。

  • アナウンス—これらのファイルには顧客に再生されるダイアログが含まれます。たとえば、顧客に営業時間を伝えるためのアナウンス ファイルを設定できます。
  • 音楽—これらのファイルによって顧客に音楽が再生されます。たとえば、エージェントへの転送を待っている顧客に音楽を再生するための音楽ファイルを設定できます。

ARM はオペレーション パラメーターの管理 (OPM) と統合されており、ユーザーは、パラメーター化されたストラテジやオーケストレーション アプリケーション、あるいはパラメーター化されたルーティングや音声アプリケーションに使用する、パーソナリティおよび音楽リソースを動的に選択することができます。

ARM へのアクセスは、次のように、ロール特権とテナントのアクセス制御権の両方によって決まります。

  • 画面、または特定の ARM 機能へのユーザー アクセスは、ロール特権によって管理されます。
  • アクセス制御権により、認証されたユーザーが表示または変更できるオーディオ リソースが定義されます。オーディオ リソースへのアクセスは、テナント別に付与されます。テナントのアクセス権があるユーザーは、そのテナントのすべてのオーディオ リソースのアクセス権を持っています。

サービス プロバイダーについては、「オーディオ リソース (Configuration Manager)」のテナントとのリソース共有に関する情報を参照してください。

オーディオ リソースの表示

Genesys Administrator Extension (GAX) の [オーディオ リソース] ウィンドウは、パーソナリティとオーディオ リソースの統合リストです。リストを表示するには、[ルーティング パラメーター] メニューの [オーディオ リソース] を選択します。

各オーディオ リソースについて次の情報が表示されます。

  • ファイルが "アナウンス" 用と "音楽" 用のどちらであるかを示すロゴ。
  • オーディオ リソースの名前。
  • オーディオ リソース ID (ARID)。GAX 8.5.2 以前のテナントが 1 つの環境では、オーディオ リソースの ARID は 9000 ~ 9999 の範囲が割り当てられており、オーディオ リソースの数は 1000 に制限されていました。GAX 8.5.2 以降では、ARID が 1000 ~ 9999 の範囲に増え、利用可能な ARID の数が 9000 増えました。
  • このオーディオ リソースをどのパーソナリティが使用しているかを示す、パーソナリティごとの追加の列。パーソナリティは、名前順に表示されます。デフォルトでは、オーディオ リソースが割り当てられているすべてのパーソナリティが一覧表示されます。特定のテナントのリストに表示されているパーソナリティを表示する (または非表示にする) には、[クイック フィルターの表示] をクリックして、[パーソナリティの非表示/表示] (画面右端) を選択します。このテナントで利用可能なすべてのパーソナリティのリストが開きます。表示するパーソナリティのチェックボックスをオン、または、非表示にするパーソナリティのチェックボックスをオフにします。
    ヒント
    大半を、表示する、または表示しないパーソナリティに対して、最初に [すべて] をオンまたはオフにします。その後、必要に応じて、個々のパーソナリティをオン/オフにしてリストを微調整します。

列を基準にしてソートするには、列のヘッダーをクリックします。列見出しをもう一度クリックすると、ソート順が逆になります。

オーディオ リソースの名前を検索するには、[クイック フィルターの表示] をクリックして、[クイック フィルター] フィールドにオブジェクトの名前、または名前の一部を入力します。リストが動的に更新され、[クイック フィルター] フィールドに入力したテキストに一致する項目が表示されます。

パーソナリティの操作

パーソナリティの作成

新しいパーソナリティを作成するには、次を行います。

[+] ステップを表示する

オーディオ リソースのアップロード

オーディオ リソースをアップロードしてパーソナリティに割り当てるには、次を行います。

[+] ステップを表示する

その他の操作

パーソナリティの作成後に、以下の操作を行えます。

  • パーソナリティの編集—パーソナリティの隣の [編集] をクリックしてパーソナリティのプロパティを編集します。
  • パーソナリティの削除[編集] をクリックしてパーソナリティのプロパティを表示します。パーソナリティを削除するには、[パーソナリティの編集] ウィンドウで [削除] をクリックします。
重要
オーディオ リソース ファイルの一部となっているパーソナリティは削除できません。
  • オーディオ リソースの操作—オーディオ リソースをパーソナリティに割り当てると、ファイルを操作するいくつかのオプションが使用できるようになります。
    • ファイルの再生—再生アイコンをクリックしてファイルを再生します。
    • 削除—ファイルを削除します。関連付けられているパーソナリティは削除されませんが、元のオーディオ ファイルは削除されます。ファイルを削除できるのは、その割り当て先のオーディオ リソースがデプロイメントされていない場合のみです。この操作を実行するユーザーがサービス プロバイダーである場合、テナントによって作成されていないファイルのみを削除できます。
    • 置換—このオーディオ リソースを別のパーソナリティに再割り当てします。
    • ダウンロード—コンピューターにファイルをダウンロードします。
    • 再プロセス—アップロード済みの元のオーディオ ファイルからオーディオ リソース ファイルが再作成されます (元のオーディオ ファイルがデータベースまたはターゲット ストレージ、あるいはその両方から削除されていない場合)。オーディオ フォーマット間で必要な変換も実行されます。
    • エンコード—GAX がファイルをどの方法でエンコードしたかについての情報を表示します。オーディオ ファイルをアップロードすると、GAX によって自動的に µ-lawA-law および GSM フォーマットにエンコードされます。アップロード時にサポートされるのは .wav ファイルのみです。

オーディオ リソース

オーディオ リソースの作成

オーディオ リソースを作成するには、[新規作成] をクリックします。

[+] 手順を表示する

オーディオ リソースのアップロード

オーディオ リソースをアップロードするには、次を行います。

[+] 手順を表示する

オーディオ リソースの削除

オーディオ リソースを削除するには、次を行います。

[+] 手順を表示する

その他の操作

ファイルをアップロードしたら、ファイルを選択するかハイライトして以下のアクションを実行できます。

  • ファイルの再生—再生ボタンをクリックしてファイルを再生します。
    重要
    Internet Explorer はオーディオ ファイルの直接再生をサポートしていません。ファイルをダウンロードして、ローカルで再生する必要があります。Firefox は µ-law および A-law のオーディオ コーデックを再生することができません。再生できるのは PCM オーディオ コーデックのみです。
  • 削除—ファイルを削除します。関連付けられているパーソナリティは削除されませんが、元のオーディオ ファイルは削除されます。ファイルを削除できるのは、その割り当て先のオーディオ リソースがデプロイメントされていない場合のみです。この操作を実行するユーザーがサービス プロバイダーである場合、テナントによって作成されていないファイルのみを削除できます。
  • 置換—このパーソナリティを別のパーソナリティに置き換えます。
  • ダウンロード—コンピューターにファイルをダウンロードします。
  • 再プロセス—アップロード済みの元のオーディオ ファイルからオーディオ リソース ファイルが再作成されます (元のオーディオ ファイルがデータベースまたはターゲット ストレージ、あるいはその両方から削除されていない場合)。オーディオ フォーマット間で必要な変換も実行されます。
  • エンコード—GAX がファイルをどの方法でエンコードしたかについての情報を表示します。オーディオ ファイルをアップロードすると、GAX によって自動的に µ-lawA-law および GSM フォーマットにエンコードされます。アップロード時にサポートされるのは .wav ファイルのみです。

監査ログ

GAX 8.5.25x 以降、新しい監査ログが、一元化ログ データベースのオーディオ リソース ログに追加され、オーディオ リソースとパーソナリティの構成変更に対して監査証跡を取得できるようになりました。左側のパネルで [アプリケーション] > [すべてのログ] または [監査] を選択すると、これらのログを [一元化ログ] リストで確認できます。

新しい監査ログでは次のタスクを記録できます。

  • パーソナリティの作成
  • パーソナリティの特定のプロパティ (名前、言語、説明、性別) に対する変更
  • パーソナリティの削除
  • オーディオ リソースの作成
  • オーディオ リソースの特定のプロパティ (名前、説明、タイプ) に対する変更
  • オーディオ リソースの削除
  • オーディオ ファイルのアップロード/置換
  • オーディオ ファイルの再プロセス
  • オーディオ ファイルの削除
  • オーディオ ファイルのダウンロード

ログのリストに、2 つの新しい列が追加されていますが、これはサイド パネルの [監査] セクションから生成した監査ログのリストにのみ表示されます。それら列を以下に示します。

  • ユーザー名 —GAX で特定のオブジェクトを変更したユーザーの名前を示します。ログ メッセージに、変更された列へのリンクが含まれる場合、この列は空白のままです。
  • オブジェクト タイプ—ユーザーによって変更されたオブジェクト タイプを示します。ログ メッセージに、変更された列へのリンクが明示的に含まれる場合、この列は空白のままです。
このページの最終更新日時は 2019年8月29日 (木) 07:11 です。
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