システム ダッシュボード
システム ダッシュボードを使ってコンタクト センターを監視できます。システム ダッシュボードには、環境の現在のオペレーションに関する、次のような高レベルのサマリーが表示されます。
- アクティブなアラーム—アクティブなアラームのサマリー。
- ホスト—環境内のホストとその状況のサマリー。
- アプリケーション—環境内のアプリケーションとその状況のサマリー。
- ソリューション—環境内のソリューションとその状況のサマリー。
タブの各ウィジェットの内容について、詳細情報を表示するには、各タブの名前をクリックするか、ウィジェットのコンテキスト メニュー (縦に並んだ 3 つのドット) を開き、[タブに展開] を選択します。[編集] を選択して、ウィジェットの名前を変更することもできます。
- Internet Explorer 8 以前を使用している場合、ダッシュボードはサポートされません。
- システム ダッシュボードが機能するには、GAX が Solution Control Server (SCS) に接続できる必要があります。詳細については、『Genesys Administrator Extension Deployment Guide』の「セットアップ モードによる Genesys Administrator Extension のデプロイメント」にある、「手順 5: SCS 接続の追加」を参照してください。
アラーム ウィジェットには、システムでアクティブな重大、メジャー、マイナーのアラームが優先順位でソートされて一覧表示されます。ウィジェットは新しいアラームがアクティブになると自動的に更新されます。
- アクティブなアラームが表示されるのは、そのアラームを生成したアプリケーションへのアクセス権がある場合のみです。
- Genesys Administrator Extension でシステムを監視するには、Management Layer コンポーネントがそのシステム内にデプロイメントされていて、Solution Control Server への接続が Genesys Administrator Extension で構成されていなければなりません。詳しい手順については、『Management Framework Deployment Guide』を参照してください。
リスト内の各アラームには次のいずれかの重大度が表示されます。
- 重大
- メジャー
- マイナー
- 不明
アラームをクリアするには、次を行います。
[+] ステップを表示する
アラームの表示に関するトラブルシューティング
アラームを起動するように構成されているトリガー イベントが起きてもアラームが生成されない場合には、次のことを確認します。
- 対応するアラーム条件が正しく構成されていること。
- 対応するログ イベントが生成されていること。これを確認するには、ローカル テキスト ファイルでそのログ イベントがあるかどうかをチェックします。
- イベントを生成するアプリケーションが、ネットワーク Message Server にログを送信するよう構成されていること。
- イベントが、インタラクションまたはトレースのログ出力レベルで報告されている場合、該当するアプリケーションのネットワーク ログ出力が "インタラクション" または "トレース" に設定されていること。
- Message Server が、該当するアプリケーションで生成されたログ イベントを受信していること。これは Message Server ログでチェックします。
- Solution Control Server が Message Server に接続されていること。
- Solution Control Server が、Message Server からアラーム メッセージを受信していること。これは Solution Control Server ログでチェックします。
- Genesys Administrator Extension が Solution Control Server に正しく接続されていること。
アプリケーション ウィジェットには、システム内のアプリケーションのリストが表示されます。状況が "不明" のアプリケーションはリストの先頭に表示されます。このウィジェットはアプリケーションの状況が変わると自動的に更新されます。 リスト内の各アプリケーションには次のいずれかのステータス レベルが表示されます。 [+] ステータス レベルを表示する
[アプリケーション] タブで、次のアクションを実行できます。
ホスト ウィジェットには、環境にあるホストが一覧表示されます。このリストはホストの状況が変わると自動的に更新されます。 リスト内の各ホストには次のいずれかの状況が表示されます。 [+] ステータス レベルを表示する
[ホスト] タブで、一番右の列にあるグラフのアイコンをクリックすると、ホストに関する次の情報を表示できます。
- CPU とメモリの使用状況各 CPU のリアルタイム情報が次のように分類されています。
- ユーザー時間 (%)
- カーネル時間 (%)
- 非アイドル状態 (%)
- リアルタイムの基本的なメモリ情報もキロバイト単位で表示されます。
- 使用中仮想メモリ
- 合計仮想メモリ
[ホスト情報] ウィンドウで、該当のタブを選択すると、次の情報も表示できます。
- プロセス—ホスト上で実行されているすべてのプロセスが表示されます。[プロセス] タブでは各プロセスにつき次の情報が表示されます。
- 名前
- PID (プロセス ID)
- CPU 使用率 (%)
- メモリ使用量 (MB)
- 優先度
- サービス
- グラフ
- サービス—選択されたホスト上で Windows サービスとして実行するようにインストールされているプログラムが表示されます。このタブには Genesys 対応の Windows オペレーティング システムを実行するホスト コンピューターに関する情報のみが表示されます。[サービス] タブでは各サービスにつき次の情報が表示されます。
- 名前—Windows サービスとしてインストールされているプログラムの実際の名前。
- 表示名—[サービス] ウィンドウに表示される、プログラムのサービス名。
- 状態—サービスの現在の状態。
- Win32 終了コード—サービスの開始またはシャットダウンの最中にエラーが発生した場合に報告されるエラー コード。
- Svc 終了コード—サービスの開始またはシャットダウンの最中にエラーが発生した場合に報告されるサービス固有のエラー コード。
- チェックポイント—時間がかかるオペレーションの処理中にサービスにより使用される、オペレーションの進行状況を示すインジケーター。
- Wait Hint—現在のオペレーション ステップの完了までにかかる時間 (ミリ秒単位)。
- グラフ—ホスト上のメモリおよびプロセッサの使用状況を示すグラフが表示されます。
ソリューション ウィジェットには、環境にあるソリューションが一覧表示されます。このリストはソリューションの状況が変わると自動的に更新されます。 リスト内の各ソリューションは次のようなステータスを示します。 [+] ステータス レベルを表示する
[ソリューション] タブで、次のアクションを実行できます。
開始
ソリューションを開始するには、次を行います。
[+] ステップを表示するGenesys Administrator Extension が、各ソリューションに対する開始コマンドを Solution Control Server (SCS) に送信します。SCS が、Configuration Server から読み取った順にそれらのソリューションを開始し、ソリューションを個々に開始するときと同じように各開始コマンドを処理します。
SCS が、Management Layer で制御するよう構成されている、ソリューションのすべての必須コンポーネントの状況を確認します。
これらすべてのコンポーネントで、構成済みのタイムアウト時間内に状況が "実行中" と報告されると、Genesys Administrator Extension によって、ソリューションが正常に開始されたことが報告されます。ソリューションが開始されると、その状況が "停止中" から "実行中" に変わります。
- ソリューションを開始できるのは、Configuration Layer でソリューション構成オブジェクトに対する実行アクセス権を持っている場合のみです。
- 複数のソリューションが同じアプリケーションを共有している可能性もあるので、ソリューションを開始する前でも一部のソリューション コンポーネントの状況が "実行中" になっていることがあります。
- 冗長構成では、プライマリとバックアップの両方のソリューション コンポーネントが同時に開始され、それらの構成に応じてランタイム冗長モードが割り当てられます。
停止
この操作は Genesys Administrator の [正常に停止] コマンドと似ています。ソリューションを正常に停止する場合、そのソリューションを構成しているすべてのアプリケーションがリクエストの受け入れを停止して、各アプリケーションのキューで現在待機しているリクエストの処理を完了します。
ソリューションを正常に停止できるのは、ソリューション オブジェクトに対する実行アクセス権を持っている場合のみです。
ソリューションを正常に停止するには、次を行います。
[+] セクションを表示するGenesys Administrator は、各ソリューションに対する停止コマンドを Solution Control Server (SCS) に送信します。SCS は Local Control Agent (LCA) を使用して、コンポーネントの起動順序と反対の順序でソリューション コンポーネントを非アクティブ化します。(コンポーネントの起動順序は、ソリューション構成オブジェクト内に定義されています。)
- 複数のソリューションが同じアプリケーションを共有している可能性もあるので、ソリューションを停止した後でも一部のソリューション コンポーネントの状況が "実行中" のままになることがあります。これは正常に停止した場合でも強制的に停止した場合でも同じです。
- 冗長な構成ではプライマリとバックアップの両方のソリューション コンポーネントが同時に停止します。
強制停止
ソリューションを強制的に停止すると、ソリューションは突然停止され、そのすべてのコンポーネント アプリケーションが、新しいリクエストと現在のリクエストを含む、すべての処理を直ちに停止します。ソリューションをこの方法で停止できるのは、ソリューション オブジェクトに対する実行アクセス権を持っている場合のみです。
ソリューションを直ちに停止するには、次を行います。
[+] ステップを表示するGenesys Administrator Extension が各ソリューションへの停止コマンドを SCS に送信し、SCS が Local Control Agent (LCA) を使用して、コンポーネントの起動順序と反対の順序でソリューション コンポーネントを非アクティブ化します。(コンポーネントの起動順序は、ソリューション構成オブジェクト内に定義されています。)
- 複数のソリューションが同じアプリケーションを共有している可能性もあるので、ソリューションを停止した後でも一部のソリューション コンポーネントの状況が "実行中" のままになることがあります。これは正常に停止した場合でも強制的に停止した場合でも同じです。
- 冗長な構成ではプライマリとバックアップの両方のソリューション コンポーネントが同時に停止します。
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