移動先: 案内, 検索

キャンペーン グループ

キャンペーン グループは、コーリング リスト で指定された宛先に発呼する自動化されたプロセスを編成したり管理するための構造体です。

[キャンペーン グループ] リストには、環境にあるキャンペーン グループが一覧表示されます。このリストは、テナント、構成単位、サイト、フォルダー別の階層でソートされて表示されます。特定の階層別にオブジェクトを表示するには、リストの上にあるドロップダウン メニューで階層のタイプを選択します。

重要
  • [キャンペーン] リストは Configuration Manager で [キャンペーン グループ] を選択すると表示されます。[キャンペーン グループ] リストを表示するには、まずキャンペーン オブジェクトを選択してからキャンペーン グループ フォルダーを選択します。
  • 無効に設定されているキャンペーン グループは、リストに淡色で表示されます。

Configuration Manager は、テナントのアクセス権の設定に従います。アクセス権および特権を付与されているオブジェクトだけにアクセスできます。

このリストの内容には、2 つの方法でフィルターを適用することができます。

  • [クイック フィルター] フィールドに、オブジェクトの名前、または名前の一部を入力します。
  • 虫眼鏡のボタンをクリックして、[テナント ディレクトリ] フィルター パネルを開きます。このパネルで、 テナントをクリックして選択します。このパネルの [クイック フィルター] フィールドを使用して、テナント リストにフィルターを適用します。

列見出しをクリックすると、その情報別にリストをソートできます。列見出しをもう一度クリックすると、ソート順が逆になります。

一度に複数のオブジェクトを選択したり、選択を解除するには、[選択] をクリックします。

新しいキャンペーン グループ オブジェクトを作成するには、[新規作成] をクリックします。既存のオブジェクトの詳細を表示または編集するには、オブジェクトの名前をクリックするか、オブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[編集] をクリックします。 1 つ以上のオブジェクトを削除するには、削除するオブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[削除] をクリックします。または個々のオブジェクトをクリックして [削除] をクリックすると、オブジェクトを 1 つずつ削除できます。 上記以外の場合、[詳細] をクリックして次のタスクを実行します。

  • 複製—キャンペーン グループをコピーします。
  • 移動先—キャンペーン グループを別の階層構造に移動します。
  • キャンペーン グループを有効または無効に設定します。
  • フォルダー、構成単位またはサイトを作成します。詳細については、「オブジェクト階層」を参照してください。

キャンペーン グループの名前をクリックすると、そのオブジェクトの詳細情報が表示されます。オプションアクセス権を設定したり、依存関係を表示することもできます。

手順: キャンペーン グループ オブジェクトの作成


ステップ

  1. [キャンペーン] リストで、キャンペーン グループを作成するキャンペーン オブジェクトを選択します。
  2. キャンペーン グループを作成するキャンペーン グループ フォルダーをクリックします。
  3. [新規作成] をクリックします。
  4. 次の情報を入力します。一部のフィールドでは、値の名前を入力するか、[参照] をクリックしてリストから値を選択できます。
    • 名前—キャンペーングループの名前で、フォーマットは [Campaign@CampaignGroup] です。この値は、[キャンペーン] フィールドと [グループ] フィールドの内容に従って自動的に設定されます。
    • 説明—キャンペーン グループの簡単な説明。
    • グループ タイプ—キャンペーン グループ、エージェント、またはプレイスのタイプ。
    • グループ—このキャンペーン グループに関連付けられているエージェント グループまたはプレイス グループの名前。この値は自動的に設定され、変更できません。
    • ダイヤリング モード—このキャンペーン グループのダイヤリング モードの名前。
    • 音声転送宛先—処理のためにコールを転送する宛先を指定します。
    • 重要
      音声転送先 DN のほかにも、このエージェントまたはプレイスのグループが関与しているコール フローの一部を成す可能性があるすべての ACD キュー、仮想キュー、ルーティング ポイント、またはサービス番号 DN が、エージェント グループまたはプレイス グループ オブジェクトで [発信元 DN] として構成されている必要があります。Outbound Contact Server (OCS) は、エージェントに配信されるコールのうち、キャンペーン グループに代わって OCS により発行されなかった"r;外部"からのインバウンドやアウトバウンド コールを識別するため、または ACD キュー DN が"オーバーフロー"r; DN として構成されているかどうかを認識するために、これらの DN を監視する必要があります。
    • オペレーション モード—オペレーションのモード。[手動] または [スケジュール済み] のどちらかです。このプロパティは、プレビュー ダイヤリング モードにのみ適用されます。
    • 最適化メソッド—プレディクティブ ダイヤリング モードのダイレクト ダイヤリング アルゴリズムを最適化するためのメソッド。メソッドには"エージェント ビジー ファクター"、"Average Distribution Time" (平均分配時間)、"平均待ち時間"、"オーバーダイヤル レート"、および "Maximum Gain" (最大ゲイン) があります。
    • 重要
      平均分配時間は、プレディクティブ GVP ダイヤリング モードでのみ設定できます。
    • 最適化ターゲット %—最適化メソッドの目標値。測定単位は、前のフィールドで選択した最適化メソッドによって決まります。デフォルト値は 80 です。
    • 最大キュー サイズ—発信者のキューに保持するレコードの数。OCS がパワー GVP またはプッシュ プレビュー モードで実行されるときに使用される内部カウンターです。OCS は、指定された最大キュー サイズに従って発信者のバッファーを常にフルの状態に保とうとします。デフォルト値は 0 (ゼロ) です。
    • IVR プロファイル—GVP EMPS IVR プロファイルで指定されている IVR プロファイル DBID。OCS の ivr-profile-name オプションは、このフィールドで指定された値を使用します。
    • インタラクション キュー—アウトバウンドのプレビュー モードのインタラクションを処理するビジネス プロセスの開発時に、スクリプト セクションで Interaction Routing Designer を使って作成した構成オブジェクト。
    • トランク グループ DN—Outbound Contact をアウトバウンド VoIP 環境で使用している場合にのみ必要です。指定すると、OCS はこの DN を、アウトバウンドの現在通話中のコールの呼び出し元 DN として使用します。
    • スクリプト—エージェントのスクリプト作成に必要なすべての属性が含まれているスクリプト オブジェクト。
    • 最小レコード バッファー サイズ—キャンペーンに使用できるエージェントの数に掛ける乗数として使用する最小レコード バッファー サイズ。最適レコード バッファー サイズとともに使用されます。デフォルト値は 4 です。
    • 最適レコード バッファー サイズ—キャンペーンに使用できるエージェントの数に掛ける乗数として使用する最適レコード バッファー サイズ。最小レコード バッファー サイズとともに使用されます。デフォルト値は 6 です。
    • チャンネル数—キャンペーン グループがコールの発信に使用する最大チャンネル (つまりポート) 数を指定します。この最大数は、プログレッシブプレディクティブ強制プログレッシブ強制プレディクティブおよびプログレッシブ GVP の各ダイヤリング モードで使用されます。デフォルト値は 10 です。
    • テナント—マルチテナント環境で、このオブジェクトが属しているテナント。この値は、オブジェクト リストの [テナント ディレクトリ] フィールドで指定されたテナントに自動的に設定されます。
    • 有効状態—選択すると、オブジェクトが通常の動作状態にあり、何の制限もなく使用できることを示します。
  5. [接続] タブでは、このキャンペーン グループの実行に必要なすべてのサーバー (T-Server および SIP サーバーを除く) に、すべての接続を追加します。[追加] をクリックして接続を追加します。ポップアップ ウィンドウで、追加する接続を選択するか、または [+] をクリックして新しい接続を作成してから、接続を追加します。
  6. [保存] をクリックします。

Outbound Contact には、以下の表に示す多くのダイヤリング モードがあります。 "プログレッシブ" と "プレディクティブ" のダイヤリング モードはいつでも切り替えることが可能で、最適化済みパラメーターを変更することができます。Genesys Administrator Extension でのダイヤリング モードや最適化済みパラメーターの変更は一時的なものです。その変更が持続するのは、キャンペーンが停止するか、設定が変更されるまでです。"プレディクティブ" または "プログレッシブ" ダイヤリング モードから "プレビュー" ダイヤリング モードに変更するには、キャンペーンをいったん停止してから再開する必要があります。 「プレビューのみ」のライセンスでは、OCS の使用をプレビュー ダイヤリング モードのみに制限しています。キャンペーンをすべてのダイヤリング モードで実行するにはフル ライセンスが必要です。

重要
ダイヤリング モードや最適化済みパラメーターを変更するには、キャンペーンがロードされていなければなりません。

ダイヤリング モードは、[最適化] パラメーターや [最適化ターゲット] フィールドの値と一緒に使用されます。

ダイヤリング モード 説明
パワー GVP コール リクエストを発行することによりコールを発信します。詳細については、の『Outbound Contact Deployment Guide』 を参照してください。
プレディクティブ コーリング リストから通話を発信し、対応可能なエージェントがいるかどうかを予測します。大規模で小額なキャンペーンの場合に推奨されます。
プレディクティブ GVP ペース配分は、アウトバウンド コールが最初にセルフサービス用の GVP に到着するデプロイメントでのエージェントの負荷の最適化に基づいて行われます。次に、これらのアウトバウンド コールの一部 (GVP でエージェントによる支援サービスを選択した顧客のコール) がエージェント グループに渡されます。このダイヤリング モードでは、エージェントによる支援サービスに渡されたアウトバウンド コールは、次のエージェントが空くまでキューに入れられます。

このダイヤリング モードでは、アウトバウンド コールを発信するために T-Server ではなく SIP サーバーが必要となり、セルフサービスのコール処理には GVP Voice XML アプリケーションを使用します。

重要
このダイヤリング モードは、リリース 8.1.2 の OCS からサポートされます。
強制プレディクティブ アクティブ切り替えマトリックス モードでのみ使用されます。コールは自動的に発信されます (プレディクティブ モードと同様)。
プレビュー エージェントがコーリング リストのレコードをプレビューし、通話の発信を手動でリクエストした場合にのみ、コーリング リストから通話を発信します。小規模で高額なキャンペーンにおいて、アカウントの私有が最優先される場合に推奨されます。
プログレッシブ エージェントを利用できる場合にのみ、コーリング リストから通話を発信します。小規模で高額なキャンペーンの場合に推奨されます。
プログレッシブ GVP GVP ポートを利用できる場合、コーリング リストからコールを発信します。このダイヤリング モードではアウトバウンド コールを発信するために T-Server ではなく SIP サーバーを必要とし、コール処理に Voice XML アプリケーションを使用します。
強制プログレッシブ アクティブ切り替えマトリックス モードでのみ使用されます。コールは自動的に発信されます (プログレッシブ モードと同様)。
プッシュ プレビュー Interaction Server を使用してエージェントのデスクトップに "プッシュ" されるコールを発信します。

category:Genesys Administrator Extension category:Genesys Administrator Extension User Guide

このページの最終更新日時は 2018年1月19日 (金) 06:06 です。
Comments or questions about this documentation? Contact us for support!