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統計日

統計日は、特定のエージェント グループが特定の営業日以内に処理することを求められる、数値的に表された作業量です。

コスト ベース ルーティングを使用している場合、一日契約を使用します。一日契約は特別なタイプの統計日です。コスト ベース ルーティングを使用している場合、一日契約は、基本料金と、予想された作業量を超過したり下回るボリュームを処理する際のペナルティも含まれる統計日です。一日契約はボリューム レートの IT 契約にのみ適用されます。一日契約によって、異なる曜日、週末、および休日などの例外日に発生する可能性のあるボリュームの変動に対応するために、基本料金の変更が可能になります。一日契約の詳細については、の『Universal Routing 8.0 Routing Application Configuration Guide』 を参照してください。

統計日は特定の時間の定義を表し、Genesys サーバー アプリケーションで解釈されます。Genesys サーバー アプリケーションはこれらのオブジェクトで設計され、アプリケーションによって、サーバーで実行する実際の予定表とオブジェクトの調整が行われます。定義は、サーバーの動作に応じて、サーバーのタイム ゾーンのローカル時刻または UTC 時刻に適用されます。統計日自体は、特定のタイム ゾーンを表しません。

統計日の詳細については、の『Universal Routing 8.0 Routing Application Configuration Guide』 を参照してください。

[統計日] リストには、環境にある統計日が一覧表示されます。このリストは、テナント、構成単位、サイト、フォルダー別の階層でソートされて表示されます。特定の階層別にオブジェクトを表示するには、リストの上にあるドロップダウン メニューで階層のタイプを選択します。

重要
無効になっている統計日は、リストに淡色で表示されます。

Configuration Manager は、テナントのアクセス権の設定に従います。アクセス権および特権を付与されているオブジェクトだけにアクセスできます。

このリストの内容には、2 つの方法でフィルターを適用することができます。

  • [クイック フィルター] フィールドに、オブジェクトの名前、または名前の一部を入力します。
  • キューブのアイコンをクリックして、[テナント ディレクトリ] フィルター パネルを開きます。このパネルで、 テナントをクリックして選択します。このパネルの [クイック フィルター] フィールドを使用して、テナント リストにフィルターを適用します。

列見出しをクリックすると、その情報別にリストをソートできます。列見出しをもう一度クリックすると、ソート順が逆になります。[列の選択] をクリックして、列を追加したり削除することもできます。

一度に複数のオブジェクトを選択したり、選択を解除するには、[選択] をクリックします。

新しい統計日オブジェクトを作成するには、[新規作成] をクリックします。既存のオブジェクトの詳細を表示または編集するには、オブジェクトの名前をクリックするか、オブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[編集] をクリックします。 1 つ以上のオブジェクトを削除するには、削除するオブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[削除] をクリックします。または個々のオブジェクトをクリックして [削除] をクリックすると、オブジェクトを 1 つずつ削除できます。 上記以外の場合、[詳細] をクリックして次のタスクを実行します。

  • 複製—統計日をコピーします。
  • 移動先—統計日を別の階層構造に移動します。
  • 統計日を有効または無効にします。
  • フォルダー、構成単位またはサイトを作成します。詳細については、「オブジェクト階層」を参照してください。

統計日の名前をクリックすると、そのオブジェクトの詳細情報が表示されます。オプションアクセス権を設定したり、依存関係を表示することもできます。


手順: 統計日オブジェクトの作成


ステップ

統計日オブジェクトを作成するには、次のいずれかのタイプを選択します。

統計日

統計日を作成するには、次の手順に従います。

  1. [新規作成] をクリックします。
  2. 次の情報を入力します。一部のフィールドでは、値の名前を入力するか、[参照] をクリックしてリストから値を選択できます。
    • 名前—統計日の名前。このプロパティには値を指定する必要があり、その値は Configuration Database (エンタープライズ環境) またはテナント (マルチテナント環境) 内で一意でなければなりません。
    • タイプ—一日契約ではない統計日を作成するには、[デフォルト] を選択します。
    • 日指定タイプ—これらのフィールドは、[統計日] の統計値が適用されるカレンダーの日付を指定します。[日付] を選択した場合、[年][月][日] の各フィールドを変更できます。[曜日] を選択した場合、[曜日] フィールドを変更できます。
    • 重要
      統計日オブジェクトが特定日テーブル タイプの統計テーブルで使用する目的で構成されている場合、次のセクションではどのプロパティも設定しないでください。
    • 開始時刻—営業日の開始時刻。この値は 00:00:00 AM/PM からの時、分、秒で表される正の数でなければなりません。
    • 終了時刻—営業日の終了時刻。この値は 00:00:00 AM/PM からの時、分、秒で表される正の数でなければなりません。
      警告
      深夜過ぎにわたる 1 日を営業日として構成しないでください。Routing Solution によって間違って解釈される可能性があります。営業日が開始日の次の日に終了する場合、次のように 2 営業日として構成する必要があります。
      • 最初の営業日は、該当する開始時刻に始まり、その日の 11:59 PM に終わるように指定します。
      • 2 日目の営業日は、翌日の 00:00 AM に始まり、該当する終了時刻に終わるように指定します。

      以下に例を示します。
      月曜日の 8:00 PM から火曜日の 2:00 AM までのアクティビティを追跡したい場合、 2 つの営業日を次のように指定する必要があります。

      • 最初の営業日は月曜日の 8:00 PM に開始して 11:59 PM に終了し、
      • 2 日目の営業日は火曜日の 00:00 AM に開始して 2:00 AM に終了します。
  3. 最小値—1 日に予想される最小の負荷を表す統計値。
  4. 最大値—1 日に予想される最大の負荷を表す統計値。 この値は [統計値の最小] の設定よりも小さな値にすることはできません。
  5. 目標値—1 日のターゲットの負荷を表す統計値。[目標値] は [統計値の最小] の設定よりも小さな値にしたり、[統計値の最大] の設定よりも大きな値にすることはできません。このプロパティは将来使用するために予約されています。
  6. 間隔の長さ (分)—統計間隔 (分数)。このパラメーターは、1 日全体を通しての負荷分散モデルを使用できるよう [統計日] を 1 日より短い期間に分割するために使用されます。値は 5 の倍数でなければなりません。一旦値を設定すると、その値を変更することはできません。
  7. テナント—マルチテナント環境で、このオブジェクトが属しているテナント。この値は、オブジェクト リストの [テナント ディレクトリ] フィールドで指定されたテナントに自動的に設定されます。
  8. 有効状態—選択すると、オブジェクトが通常の動作状態にあり、何の制限もなく使用できることを示します。
  9. [間隔] タブで統計間隔を指定します。詳細については、上記の [統計間隔] タブをクリックしてください。
  10. [保存] をクリックします。

一日契約

一日契約を作成するには、次の手順に従います。

  1. [新規作成] をクリックします。
  2. 次の情報を入力します。一部のフィールドでは、値の名前を入力するか、 [参照] ボタンをクリックしてリストから値を選択できます。
    • 名前—統計日の名前。このプロパティには値を指定する必要があり、その値は Configuration Database (エンタープライズ環境) またはテナント (マルチテナント環境) 内で一意でなければなりません。
    • タイプ—一日契約の統計日を作成するには、[一日契約] を選択します。
    • 日指定タイプ—これらのフィールドは、[統計日] の統計値が適用されるカレンダーの日付を指定します。[日付] を選択した場合、[年][月][日] の各フィールドを変更できます。[曜日] を選択した場合、[曜日] フィールドを変更できます。
    • 開始時刻—営業日の開始時刻。この値は 00:00:00 AM/PM からの時、分、秒で表される正の数でなければなりません。
    • 終了時刻—営業日の終了時刻。この値は 00:00:00 AM/PM からの時、分、秒で表される正の数でなければなりません。
    • 間隔の長さ (分)—統計間隔のリスト。
    • 予測許容値 (%)—ペナルティを負わずに過大見積または過小見積が可能な、このボリューム期間におけるルーティング対象インタラクションの予測ボリュームのパーセンテージ。この許容値は、間隔を含めて 1 日全体を通して適用されます。この値は正の値でなければなりません。
    • 予測未満許容値 (%)—過大見積のペナルティを回避するために達する必要のある、このボリューム期間におけるルーティング対象インタラクションの予測ボリュームのパーセンテージ。
    • 予測超過許容値 (%)—過小見積のペナルティを回避するために超えてはならない、このボリューム期間におけるルーティング対象インタラクションの予測ボリュームのパーセンテージ。
    • 均一料金—オンになっている場合、このボリューム期間中に適用される均一料金額。
  3. [ボリューム期間] タブで、[追加] をクリックします。ポップアップ ウィンドウで次の情報を入力します。
    • ボリューム期間—間隔の番号。最初の間隔には番号 1 が付けられ、常に営業日の開始時刻からカウントされます。
    • 予測ボリューム—期間内に予想されるインタラクションのボリューム。
    • 基本料金—期間内に予想されるインタラクションの合計コスト。
    • インタラクション予測超過時のペナルティ—予測許容値ペナルティにより許容されるインタラクション ボリュームの予測値を超えた場合の、インタラクションごとの追加コスト。これは実質上、予測値が小さすぎる場合のペナルティとなります。
    • インタラクション予測未満時のペナルティ—予測許容値ペナルティにより許容されるインタラクション ボリュームの予測値に満たない場合の、インタラクションごとの追加コスト。これは実質上、予測値が大き過ぎる場合のペナルティとなります。
  4. 重要
    {{{1}}}
  5. [保存] をクリックします。


[統計] の [間隔] を使用して、各々の統計間隔を特定の統計値と関連付けます。 各々の間隔に、その間隔の間に予想される負荷を表す値を指定します。この値は、統計フィールド内で固有の数値でなければなりません。 キャパシティ テーブル タイプの統計テーブルで使用するために統計日オブジェクトを構成するときは、次のように指定します。

  • 統計値 1 —エージェントの数。
  • 統計値 2 —平均処理時間。
クォータ テーブル タイプの統計テーブルで使用するために統計日オブジェクトを構成するときは、次のように指定します。
  • 統計値 1 —統計間隔で見込まれる最小負荷を表す統計値。
  • 統計値 2 —統計間隔での目標負荷を表す統計値。ここには、[統計値 1] より小さい値や、[統計値 3] より大きい値は指定できません。
  • 統計値 3 —統計間隔で見込まれる最大負荷を表す統計値。この値は [統計値 1] の設定よりも小さな値にすることはできません。

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このページの最終更新日時は 2018年1月19日 (金) 06:06 です。
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