コーリング リスト
コーリング リストは、顧客やビジネスに関連したデータ (電話番号など) を保管するレコードを保管するデータベース テーブルです。コーリング リストは Genesys Administrator Extension で作成され、割り当てられたフォーマットからその構造を継承します。『Outbound Contact Deployment Guide』の「Format」を参照してください。コーリング リストの詳細については、『 Outbound Contact 8.1 Reference Manual』を参照してください。
コーリング リストには Genesys 必須フィールド (contact_info や contact_info_type など) を含める必要があり、ユーザー定義のカスタム フィールドを含めることもできます。たとえばキャンペーン名は、campaign_name_field オプションで指定されたユーザー定義フィールドに格納されます。ユーザー定義フィールドを使用して、顧客の電話番号に関する DNC 制限の代わりに、電話勧誘拒否のリクエストを特定する顧客 ID として機能させることもできます。
1 つのキャンペーンに追加できるコーリング リストの数に制限はなく、キャンペーンで実行中のダイヤリング セッションに対してもコーリング リストを追加したり削除することができます。1 つのキャンペーンを複数のキャンペーン グループに割り当てることができます。
[コーリング リスト] リストには、環境にあるコーリング リストが一覧表示されます。このリストは、テナント、構成単位、サイト、フォルダー別の階層でソートされて表示されます。特定の階層別にオブジェクトを表示するには、リストの上にあるドロップダウン メニューで階層のタイプを選択します。
Configuration Manager は、テナントのアクセス権の設定に従います。アクセス権および特権を付与されているオブジェクトだけにアクセスできます。
このリストの内容には、2 つの方法でフィルターを適用することができます。
- [クイック フィルター] フィールドに、オブジェクトの名前、または名前の一部を入力します。
- キューブのアイコンをクリックして、[テナント ディレクトリ] フィルター パネルを開きます。このパネルで、 テナントをクリックして選択します。このパネルの [クイック フィルター] フィールドを使用して、テナント リストにフィルターを適用します。
列見出しをクリックすると、その情報別にリストをソートできます。列見出しをもう一度クリックすると、ソート順が逆になります。[列の選択] をクリックして、列を追加したり削除することもできます。
オブジェクトを様々な基準でグループに分類するには、[グループ基準] をクリックします。
一度に複数のオブジェクトを選択したり、選択を解除するには、[選択] をクリックします。
新しいコーリング リスト オブジェクトを作成するには、[新規作成] をクリックします。既存のオブジェクトの詳細を表示または編集するには、オブジェクトの名前をクリックするか、オブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[編集] をクリックします。 1 つ以上のオブジェクトを削除するには、削除するオブジェクトの隣のチェックボックスをオンにして、[削除] をクリックします。または個々のオブジェクトをクリックして [削除] をクリックすると、オブジェクトを 1 つずつ削除できます。 上記以外の場合、[詳細] をクリックして次のタスクを実行します。
- 複製—コーリング リストをコピーします。
- 移動先—コーリング リストを別の階層構造に移動します。
- コーリング リストを有効または無効にします。
- フォルダー、構成単位またはサイトを作成します。詳細については、「オブジェクト階層」を参照してください。
コーリング リストの名前をクリックすると、そのオブジェクトの詳細情報が表示されます。オプションやアクセス権を設定したり、依存関係を表示することもできます。
手順: コーリング リスト オブジェクトの作成
ステップ
- [新規作成] をクリックします。
- 次の情報を入力します。一部のフィールドでは、値の名前を入力するか、[参照] をクリックしてリストから値を選択できます。
- 名前—コーリング リストの名前。このプロパティには値を指定する必要があり、その値は Configuration Database (エンタープライズ環境) またはテナント (マルチテナント環境) 内で一意でなければなりません。
- 説明—コーリング リストの簡単な説明。
- テーブル アクセス—コーリング リストの参照先のテーブル アクセス。このプロパティには値を指定する必要があります。
- ログ テーブル アクセス—ログ テーブル タイプのテーブル アクセス。Genesys では、単一のキャンペーンに関連付けられているすべてのコーリング リストについて、専用のログ テーブル アクセスを 1 つ設定することを推奨します。
- フィルター—このコーリング リストに適用するフィルター。フィルターを指定する場合、テーブル アクセスと同じフォーマットにフィルターを関連付ける必要があります。
- 開始時刻—現在のところリスト レベルでは使用されません。デフォルトは 8:00:00 AM です。
- 終了時刻—現在のところリスト レベルでは使用されません。デフォルトは 6:00:00 PM です。
- スクリプト—スクリプト プロパティはスクリプト オブジェクトを定義します。このオブジェクトにはエージェントのスクリプト作成に必要なすべての属性が含まれています。詳細については、『Outbound Contact Reference Manual』の「Attaching Script Information to OCS User Events and Telephony Events」を参照してください。
- 最大試行数—キャンペーンに関連付けられたトリートメントで特定のレコードのリダイヤルが指定された場合、1 つのキャンペーン期間中にこのコーリング リストの各レコードに発信を試行する最大回数。このプロパティには値を指定する必要があり、その値はゼロ以外でなければなりません。デフォルト値は 10 です。
- テナント—マルチテナント環境で、このオブジェクトが属しているテナント。この値は、オブジェクト リストの [テナント ディレクトリ] フィールドで指定されたテナントに自動的に設定されます。
- 有効状態—選択すると、オブジェクトが通常の動作状態にあり、何の制限もなく使用できることを示します。
- [適用] をクリックして、このコーリング リストを保存します。
- トリートメントをこのコーリング リストに関連づけるには、次のようにします。
- [トリートメント] タブをクリックして [追加] をクリックします。
- 必要に応じて適切なフォルダーに移動し、以下のいずれかの手順を行います。
- このコーリング リストを既存のトリートメントに関連づけるには、該当するトリートメントをトリートメントのリストから選択します。
- このコーリング リストを新しいトリートメントに関連づけるには、[+] をクリックしてこのフォルダーにトリートメントを作成し、そのトリートメントをリストから選択します。
- キャンペーンをこのコーリング リストに追加するには、次のようにします。
- [キャンペーン] タブをクリックして [追加] をクリックします。
- 必要に応じて適切なフォルダーに移動し、以下のいずれかの手順を行います。
- 既存のキャンペーンをこのコーリング リストに追加するには、そのキャンペーンをキャンペーンのリストから選択します。
- 新しい キャンペーンをこのキャンペーン グループに追加するには、[+] をクリックしてこのフォルダーにキャンペーンを作成し、そのキェンペーンをリストから選択します。
- フォーマットをこのコーリング リストに関連づけるには、次のようにします。
- [フォーマット] タブをクリックして [追加] をクリックします。
- 必要に応じて適切なフォルダーに移動し、以下のいずれかの手順を行います。
- このコーリング リストを既存のフォーマットに関連づけるには、該当するフォーマットをフォーマットのリストから選択します。
- このコーリング リストを新しいフォーマットに関連づけるには、[+] をクリックしてこのフォルダーにフォーマットを作成し、そのフォーマットをリストから選択します。
- エージェント グループの作成が完了したら、以下のいずれかの手順を行います。
- 変更内容を受け入れてコーリング リストのリストに戻るには、[保存] をクリックします。
- 変更内容を受け入れてこのコーリングリストの [全般] タブに戻るには、[適用] をクリックします。
- 変更を破棄するには [キャンセル] をクリックします。
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