キーボードによるナビゲーションとアクセス機能
[変更:8.5.113.11]
Workspace では、よく使用する特定の機能を実行するために、キーボード ショートカット、およびホットキーの組み合わせがサポートされています。Workspace のキーボード ショートカットとホットキーの設定は担当の管理者が行います。これは、Workspace と他のアプリケーションの間に競合が生じるのを避けるためです。Workspace 用に設定されているショートカットとホットキーのリストについては管理者に問い合わせてください。
目次
ショートカットとホットキーの組み合わせ
ショートカットは、特定のウィンドウまたはビューで特定の機能や動作を行うために押すキーの組み合わせです。ご使用のオペレーティング システムに応じて、コピー、切り取り、貼り付け、元に戻す、削除、検索、ウィンドウの最大化と最小化、メニューを開いてコマンドを選択、アプリケーションの切り替え、キャンセル、フォーカスの移動、などの機能を実行するショートカット キーがサポートされています。サポートされているキーボード ショートカットのリストについては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
ホットキーも、特定の機能を実行するために押すキーの組み合わせです。ただし、ホット キーは、どのウィンドウまたはアプリケーションがアクティブになっている状態でも使用できます。たとえば管理者は、エージェントが電話 (音声インタラクション) に応答したり、ルーティングされた電子メール インタラクションを拒否したりするためのホットキーの組み合わせを設定しておくことができます。その場合は、デスクトップにプレビューが表示されたときに、インタラクション プレビューに切り替えなくても、そのホットキーの組み合わせを使用してアクションを実行できます。
場合によっては、管理者が Workspace の機能のために設定したキーボード ショートカットと、エージェントが電子メールやその他のテキスト ベースのインタラクションに使用しているリッチ テキスト エディターを制御するキーボード ショートカットとの間で競合が生じることがあります。その場合は、そのテキスト エディターのフィールドから移動しないとショートカットを使用できません。ショートカットの競合が生じたら、カスタムのショートカットを変更するように担当の管理者に連絡してください。
アクセス キー
Workspace では上記に加え、ほとんどのメニュー項目でアクセス キーを使用できます。アクセス キーを使用できるメニュー項目には、下線付きの文字でアクセス キーが示されています。Alt キーを押してアクティブなウィンドウでメニューを開いてから、目的のメニュー項目に対応する文字のキーを押します。
キーボードを使用したナビゲーション
Workspace では、インタラクション ウィンドウのすべての機能で、キーボードを使用したナビゲーションがサポートされています。すべての機能、オプション、およびメニューのナビゲーションをキーボードだけで行うことができます。
Workspace のインターフェイスは、キーボードだけでナビゲートできます。したがって、マウスを使用できないユーザーや、キーボード ナビゲーションに依存するアクセス デバイスを使用するユーザーでも、デスクトップ コンポーネントを操作できます。キーボードを使用したナビゲーションにより、すべてのユーザーの生産性が向上します。
コンポーネント間でフォーカスを移動すると、選択されたコンポーネントの外観が変わります。たとえば、ボタンの場合は色が変わり、メニューの場合は開いて現在の選択項目が強調表示されます。
一部のスクリーン リーダー アプリケーションは、これらのナビゲーション ショートカットと互換性がありません。これは、それらのアプリケーションではこれらのキーのいくつかが他の用途で使用されるためです。スクリーン リーダー モードがオンになっている場合は、Alt + N を押してキーボード ナビゲーション機能を無効にしてください。
メモ:既にスクリーン リーダー モードで作業している場合は、Alt + N' コマンドを除くすべてのキーボード ショートカットが無効になります。スクリーン リーダー モードのオンとオフの切り替えは、担当のシステム管理者が行います。
基本的なナビゲーション
メニューの切り替えやインタラクション インターフェイスのビューの切り替えなど、コンポーネント間のナビゲーションには次の 2 つのキーボード ショートカットを使用します。
- Tab—次のコンポーネント (メニュー、フィールド、ボタン、ビューなど) にフォーカスを移動します。
- Shift + Tab—前のコンポーネント (メニュー、フィールド、ボタン、ビューなど) にフォーカスを移動します。
- バージョン 8.5.113.11 以降の Workspace では、アウトバウンド メール インタラクションの電子メール作成領域で [Tab] キーを押すとタブを入力できます。このため、[TAB] キーを使用して次のコントロールやフィールドに移動するには、最初に [Ctrl] + [TAB] を押して、テキスト作成領域外に移動する必要があります。この機能はアクセシビリティ用の設定が行われている環境では無効になっている場合があります。この場合、電子メール作成領域でタブを入力することはできませんが、[TAB] キーでタブ順に次のコントロールに移動することができます。
フォーカスは、コンポーネントの順序付けによって制御される場合を除き、左から右、上から下へと移動します。また、フォーカスは 1 つのビュー内のコンポーネント間を移動した後、アプリケーション内の次のビューに移動します。
ナビゲーション ショートカット
次の表に、Workspace のインターフェイスでメニュー、リスト、ボタンなどのコントロールを操作するためのキーボード ショートカットを示します。
ショートカット | 説明 |
---|---|
左矢印 | メニュー バーで左の項目に移動、またはサブメニューから外に移動します。 |
右矢印 | メニュー バーで右の項目に移動、またはサブメニューに移動します。 |
上矢印 | リストやメニューで上の項目に移動します。 |
下矢印 | リストやメニューで下の項目に移動します。 |
Alt + 下矢印 | 選択されたドロップダウン リストを開きます。 |
Enter |
変更可能なリストの場合は、編集モードを適用、または変更を確認します。 ボタンの場合は、関連付けられているアクションを実行します。 メニュー項目の場合は、関連付けられているアクションを実行します。 |
スペース バー | 一部のコントロールで、フォーカスのあるチェック ボックスをオンまたはオフにします。 |
Esc | 変更可能なリストの場合は、編集モードをキャンセルします。 |
Workspace のハイ コントラスト テーマ
[追加:8.5.100.05]
Workspace では、視覚に障害をお持ちのエージェントがハイ コントラスト テーマを使用できるようになっています。このテーマは、Windows の個人設定コントロール パネルから使用できる Windows ハイ コントラスト テーマを補完したものです。Workspace のハイ コントラスト テーマは、いくつかの制限はありますが、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG、Web コンテンツのアクセシビリティに関するガイドライン) 2.0 の要件を満たしています。Workspace のハイ コントラスト テーマは、赤色/緑色および青色/黄色の識別に問題をお持ちの方を対象にテストされました。Workspace のハイ コントラスト テーマは、Windows のハイ コントラスト テーマが使用中かどうかにかかわらず機能します。
Workspace のメイン メニューからハイ コントラスト テーマにアクセスするには、[メイン メニュー]>[テーマの変更]>[ハイ コントラスト]を選択します。ハイ コントラスト テーマを有効にするには、Workspace を終了してから再起動する必要があります。
関連リソース
Workspace Desktop Edition ユーザー ガイド (英語版のみ) では、Workspace のすべての機能の操作について詳細に説明します。次のレッスンが役立ちます。
- Main Window Basics (メイン ウィンドウの基本)
- Workspace Windows and Views (Workspace のウィンドウとビュー)
- Basic Use-Case Summary (基本的な使用例のサマリー)
関連トピック