目次
カレンダー項目
ツールバー ボタン はウィンドウの上部に横方向で表示され、アクション ボタン はウィンドウの下部に横方向で表示されます。エージェントとアクティビティ ツリーは [オブジェクト] ペインの一番上に表示されます。
[カレンダー項目] モジュールを使用すると、エージェントの例外、プリファレンス、休暇を追加、編集できます。
- 例外とは、エージェントが業務以外のアクティビティに従事している時間です。
- プリファレンスとは、特定のシフト、休日、勤務可能時間、休暇に関するエージェントおよびスーパーバイザーの要求です。
- ローテーション パターンとは、シフト、就業日数、就業時間、業務アクティビティから成る就業週のローテーションのことです。ローテーション パターンはエージェントまたはチームに割り当てることができます。
[カレンダー] モジュールのコントロール
ツールバー ボタン
ドロップダウン形式の [ビュー] メニュー (ツールバーの左側) から、ビューを選択します。選択肢は カレンダー項目 または 休暇制限 です。
アイコン | 名前 | 説明 |
---|---|---|
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フィルタ | 表示にフィルタを適用します。 |
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オプション | テーブルに入れる列を次から選択します。チーム、理由、コメント、勤務時間、雇用日、送信日時。 |
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追加 | 項目 (このビューではカレンダー項目) を追加します。 |
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編集 | 選択したカレンダー項目を編集します。 |
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申請 | 選択したエージェントの申請のステータスを [申請済み] に変更します。 |
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承認 | 選択したエージェントの申請のステータスを [承認済み] に変更します。 |
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却下 | 選択したエージェントの申請を却下します。 |
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削除 | 選択したカレンダー項目を削除します。 |
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スケジュールの更新 | マスター スケジュールに休暇項目と会議固有の条件を挿入します。(マスター スケジュールの編集権限を付与されたスーパーバイザーである必要があります)。 |
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ヘルプ | 状況に即したヘルプを表示します。 |
タイムゾーン
ツールバー ボタンの下、カレンダーの上に表示されているドロップダウン リストを使用して、この WFM のインスタンスに適用するタイムゾーンを選択します。リストには次の選択肢が表示されます。
- ユーザー—WFM Web のユーザーの設定に従い、現在のユーザーのタイムゾーンを指定します。
- 現在のユーザーに対してタイムゾーンが設定されていない場合、WFM はデフォルトのタイムゾーンを指定します。
- タイムゾーンが構成されていない場合、このオプションは無効になります。
- BU—[オブジェクト] ペインで選択した BU のタイムゾーンを指定します。
- サイト/BU—[オブジェクト] ペインで選択したサイトのタイムゾーンを指定します。
- 複数のサイトを選択した場合、WFM は [オブジェクト] ペインで選択した BU のタイムゾーンを指定します。
- ローカル (デフォルト)—各サイトのデータをそのサイトのローカル タイムゾーンに戻すよう指定します。
- '設定済みタイムゾーン'—このリストの残りの項目から選択したタイムゾーンを指定します。
- 残りの各項目は設定済みのタイムゾーン (および GMT との相対関係) です。たとえば、グリニッジ標準時より 8 時間遅い太平洋標準時は、PST (GMT-8.0) と表示されます。
アクション ボタン
ツールバー ボタンはすべて [アクション] メニューにも表示されます。
[カレンダー] ウィンドウの下部には、[編集]、[申請]、[承認]、[却下]、[削除]、[スケジュールの更新] ツールバー ボタンがアクション ボタンとして表示されます。
[オブジェクト] ペイン
WFM ウィンドウの左側にある [オブジェクト] ペインには、取得可能なデータベース オブジェクトが表示されます。
[エージェント] ツリー
[エージェント] ツリーには、会社内のエージェントが表示されます。ツリーの階層は、上から下に次のようになっています。会社、ビジネス ユニット、サイト、チーム、エージェント。
[アクティビティ] ツリー
[アクティビティ] ツリーには、会社内のアクティビティが表示されます。ツリーの階層は、上から下に次のようになっています。会社、ビジネス ユニット、マルチサイト アクティビティ、アクティビティ グループ、サイト、アクティビティ。
[オブジェクト] ツリー内の各項目にはチェックボックスがあり、オンとオフの切り替えができます。いずれかのツリーで項目をオンにすると、他のツリーにも反映されます。あるエージェントを選択すると自動的に対応するアクティビティが選択されたり、あるアクティビティを選択すると自動的に対応するエージェント/チーム/サイト/ビジネス ユニットが選択されたりします。
[カレンダー項目] モジュールについて
[カレンダー項目] モジュールには、エージェントのシフト、休日、休暇、例外、勤務可能時間が表示されます。表示内容にフィルタを適用することができます。この表示画面から、ほとんどのタイプのカレンダー項目を追加および編集できます。例外、就業時間、シフト、勤務可能時間の編集も可能です。
ローテーション パターン情報は読み取り専用です。ローテーション パターンは、RP: というプレフィックス付きで表示されます。ローテーション パターンの設定を変更するには、[ポリシー] モジュールの ローテーション パターン ペインを使用する必要があります。
[カレンダー] モジュールのセキュリティ
WFM Web は、セキュリティ アクセス権を定義します。このモジュールに対してすべてのセキュリティ アクセス権を持つか、申請済みとなっているカレンダー項目のみしか扱えないかは、ユーザーによって異なります。
アクセスが制限されている場合、[承認]、[申請]、[却下] ボタンは無効になります。ステータスが申請済みであるカレンダー項目は、追加、編集、削除のみが可能です。
カレンダー ビューの表示
カレンダー項目を表示するには、次のようにします。
- [カレンダー項目] モジュールが表示されていない場合、ビュー メニューから [カレンダー] を選択します。
- 表示された 3 か月分のカレンダーから、表示したい日付を選択します。[Shift] キーを押しながらクリックすると、複数の日付が選択できます。
- [オブジェクト] ペインにある [データの取得] をクリックします。
[カレンダー] ビューの列
名前 | 説明 |
---|---|
日付 | カレンダー項目の日付が表示されます。 |
サイト | この行のエージェントが属するサイトが表示されます。 |
チーム | この行のエージェントが属するチームが表示されます。 |
エージェント | このカレンダー項目を所有するエージェントの名前が表示されます。カレンダー項目をサイトまたはチームに適用することはできますが、表示と編集はエージェントごとです。 |
タイプ | カレンダー項目のタイプ (非終日例外など) が表示されます。 |
項目 | カレンダー項目の名前が表示されます (チーム ミーティング、Shift_1 など)。 |
開始時刻 | カレンダー項目が開始する時刻が表示されます。終日のローテーション パターン項目のいくつか (休日、任意のシフト、およびフレキシブル シフト) には開始時刻または終了時刻がありません。このため、これらの項目については、開始時刻および終了時刻の列は空です。 |
終了時刻 | カレンダー項目が終了する時刻が表示されます。+1 は開始時刻の翌日、+2 は開始時刻の 2 日後を意味します。終日のローテーション パターン項目のいくつか (休日、任意のシフト、およびフレキシブル シフト) には開始時刻または終了時刻がありません。このため、これらの項目については、開始時刻および終了時刻の列は空です。 |
要求時のステータス | ある期間のカレンダー項目のステータスのうち、ユーザーが設定したままで、まだスケジュールに組み込まれていないものを次のいずれかで表示します。[承認済み]、[却下済み]、[申請済み]。 ステータスの詳細については、「プリファレンス ステータスの変更」を参照してください。[要求時のステータス] 列および [実際のステータス] 列に表示されるステータスの詳細については、「要求時のステータスと実際のステータスの対比」を参照してください。 |
実際のステータス | Workforce Manager が決定したカレンダー項目のステータスを次のいずれかで表示します。[承認済み]、[却下済み]、[申請済み]、[スケジュール済み]、[スケジュール未設定]。 ステータスの詳細については、「プリファレンス ステータスの変更」を参照してください。[要求時のステータス] 列および [実際のステータス] 列に表示されるステータスの詳細については、「要求時のステータスと実際のステータスの対比」を参照してください。 |
理由 | WFM が項目の実際のステータスを [却下] に設定した理由です。この列の表示/非表示は オプション ダイアログ ボックスで切り替えられます。 |
コメント/メモ | カレンダー項目に関連付けられるコメントや追加情報が表示されます。これには WFM Web for Agents で項目を要求した際にエージェントが入力したものも含まれます。この列の表示/非表示は オプション ダイアログ ボックスで切り替えられます。この列をソートすることはできません。 |
勤務時間 | カレンダー項目の勤務時間数が表示されます。この列の表示/非表示は オプション ダイアログ ボックスで切り替えられます。 |
カレンダーの使用方法
- 任意の日付をクリックして 1 つ選択します。
- 複数の日付を選択するには、[Ctrl] キーを押しながらクリックします。
- 日付の範囲を選択するには、[Shift] キーを押しながらその範囲をクリックするか、最初の日付をクリックしてからマウスをドラッグし、最後の日付でボタンを放します。
- 1 か月の同じ曜日をすべて選択するには、その曜日のヘッダーをクリックします。たとえば、すべての月曜日を表示するには、[月曜日] をクリックします。
- 別の年または月を表示するには、年または月のドロップダウンの矢印をクリックします。
- 前の月に戻るには [<] をクリックします。次の月に進むには [>] をクリックします。
特定のデータを取得するには、次のようにします。
- 日付または日付の範囲を選択します。
- [オブジェクト] ツリーから (同一ビジネス ユニット内の) サイト、チームまたはエージェントを 1 人または複数選択します。
- [データの取得] をクリックします。
選択したサイト、チームまたはエージェントに関連するカレンダー項目がテーブルに表示されます。表示内容をソートするには、任意の列のヘッダーをクリックします。
[エージェントの検索] ダイアログ ボックスを使用すると、テーブルから特定のエージェントを検索することができます。ダイアログ ボックスを開くには、検索するテーブルを選択し、[編集] メニューから [検索] を選択するか、[Ctrl] + [F]
キーを押します。テキスト全体が長すぎてカレンダー セルにすべて表示されていない場合、マウス ポインタをそのセルの上に移動させてください。全体のテキストがツールチップに表示されます。重要デフォルトでは、カレンダーを開いている間に別のユーザーが新しい例外タイプを追加した場合、この例外タイプは フィルタ ダイアログ ボックスで非選択状態になります。新しいタイプの例外を割り当てられたエージェントを表示するには、[フィルタ] ダイアログ ボックスを開いて、この例外タイプのチェックボックスを選択してください。
カレンダー オブジェクトの階層
1 人のエージェントに対して同時に複数のカレンダー項目を入力した場合、どれが優先されるかは階層によって決まります。優先度の高い項目は [承認済み]、不適合の優先度の低い項目は [却下] と表示されます。
例外とプリファレンスの優先順位は次のとおりです。
- 承認済みの終日例外
- 承認済みの休日
- 承認済みの終日休暇
- 承認済みの勤務可能時間
- 承認済みのシフト
- 承認済みの勤務 (労働) 時間
- 承認済みの非終日例外、承認済みの非終日休暇
- ローテーション パターン
- 申請済み項目 (ステータスが [申請済み] の例外、勤務時間、休暇など)
整合性検査
例外またはプリファレンスをカレンダーに追加した後、それが有効かどうかを判別するためにカレンダーは整合性検査を実行します。
有効化するには、例外またはプリファレンスは以下のとおりでなければなりません。
- 契約で定められたエージェントの勤務可能時間内である。
- そのエージェントが従事できるアクティビティの就業時間内である。
- 契約で定められた勤務時間の要件に合致している。契約で定められた勤務可能時間に違反していない場合、勤務時間に無給の例外が追加されます。
さらに、非終日例外、非終日休暇または非終日例外と休暇の組み合わせを複数入力する場合、以下のとおりでなければなりません。
- 重複してはならない。
- 対象となるシフトの食事休憩パラメーターをはじめとして、対象となるシフトの設定と対応していなければならない(この制限は終日休暇または休日には適用されません)。
プリファレンスおよび例外に関する考慮事項
- 適合する複数のカレンダー項目を同一日に対して入力することができます。たとえば、シフトと休日を同じ日に入力することができます。または、シフトが勤務可能日のパラメーターに適合すれば、勤務可能日とシフトを同一日に対して入力することもできます。WFM Web は、エージェントのスケジュールに最適な項目を割り当てます。
- 1 日あたり 1 つのタイプの例外 (終日) を 1 つだけ入力することができます。ただし、同一タイプの例外 (非終日) は複数個入力できます(WFM Web は、対応しないカレンダー項目のステータスを [却下] に設定します)。
- 対象となる日のスケジュールが作成された後でも、プリファレンスと例外を追加または編集することができます。ただし、スケジュール作成後に変更を行った場合には、変更内容を反映するために、スケジュールを再作成する必要があります。
カレンダーの色についての説明
カレンダーのセルは基本的に2つの色(水色とグレー)で表示され、選択項目は2つの色(黄色と白)で表示されます。
- グレーは、データが要求されていない非選択状態のセルを示します。日付によって、データがある場合とない場合があります。
- 水色は、データがある非選択状態のセルを示します。つまり、このセッションのいずれかの時点ですでにこの日付を選択しており、[データの取得]をクリックした場合にそのように表示されます。
- 黄色は、データがある選択状態のセルを示します。
- 白は、データが要求されていない選択状態のセルを示します。日付によって、データがある場合とない場合があります。
カレンダーの文字は、2つの色(黒と赤)で表示されます。
- 黒は、その日のデータをまだ要求しておらず、セルが非選択状態であることを示します。
- セルを選択すると、黒から赤に変わります。