一括確定/復帰ウィザード

選択したエージェントについて、選択した日付の保留中のスケジュール変更をすべて確定または復帰するには、一括確定/復帰ウィザード (CRW) を使用します。このウィザードは、スケジュール シナリオまたはマスター スケジュールの [エージェントの勤務表]、[同一日内]、[週単位] ビューで使用できます。

重要

保留中の変更をマスター スケジュールで確定するには、[変更の承認] セキュリティ アクセス権が必要です。権限がない場合、このウィザードは保留中の変更を復帰するためにのみ使用できます。スケジュール シナリオで操作している場合は、保留中のすべての変更を確定/復帰できます。

用語

• 確定—保留中の変更を確定すると、確定/復帰ウィザードの公開シナリオまたはマスター スケジュールに反映されます。スケジュール シナリオが公開されている場合は、確定された変更のみが [マスター スケジュール] 内に表示されます。
• 復帰—保留中の変更を復帰させると、シナリオまたはマスター スケジュールから削除されます。
• 保留—スケジュール変更は、次の 3 つの場合に保留ステータスになります。
  1. マスター スケジュールに変更を加えているユーザーに、[スケジュール] モジュール内の変更を承認するセキュリティ アクセス権がない。
  2. マスター スケジュールに変更を加えているユーザーに変更を承認する権限はあるが、[自動確定] アイコン () がオフになっている。
  3. ユーザーがスケジュール シナリオを使用しており、[自動確定] アイコンがオフになっている。

  どの場合においても、ユーザーは [保存] をクリックして変更内容をシステムで評価する (また適切な警告を生成する) 必要があります。その時点で先ほどの 3 つの条件のいずれかに適合すると、変更は保留状態になります。

  保留になっている変更は、スケジュール ビューの左端の列に赤色の逆三角形アイコンが表示されるため、判別できます。ただし、ユーザーに変更の承認アクセス権があり、[自動確定]アイコンがオンになっている場合は、警告さえなければ [保存] をクリックすると変更がスケジュールで確定されます。

  そのため、保留になっている変更がある場合、ユーザーは確定/復帰ウィザードを起動し、選択したエージェントおよび日付の保留中の変更を確定するか、保留中の変更を復帰するかのどちらかとなります。復帰とは、基本的には選択したエージェントおよび日付の保留中の変更を元に戻すことです。

変更の承認アクセス権がある場合、次の 2 つの方法でも保留中の変更を操作できます。

• マスター スケジュールの変更の承認 モジュールを使用して、マスター スケジュールに対する保留中の変更を承認または拒否できます。[変更の承認] モジュールでは、承認するか拒否するかを決定する前に、保留中の各変更を表示できます。一括確定/復帰ウィザードを使用した場合、各変更を表示することなく、選択したエージェントおよび日付の変更をすべて確定または復帰します。
• マスター スケジュールの [同一日内] ビューまたはマスター スケジュールの [エージェントの勤務表] ビューでは、エージェントのスケジュール日内の、保留ステータスになっているすべての項目を直接確定または復帰できます。これを行うには、エージェントのスケジュールが表示されている行を右クリックしてから、[確定] または [復帰] を選択します。スケジュール シナリオで操作している場合は、変更の承認アクセス権の有無にかかわらず行えます。

一括確定/復帰ウィザードの使用

このウィザードの使用方法は、次のとおりです。

1. ビューの [アクション] ツールバーまたは [アクション] メニューから、[一括確定/復帰] を選択します。

   未保存の変更がある場合、先に進む前に変更を保存するよう WFM Web からプロンプトで指示されます。

   一括確定/復帰ウィザードの最初の画面である、アクティビティの選択 が開きます。

2. 保留中の変更を確定または復帰したいアクティビティを選択します。
   一括確定/復帰ウィザードの次の画面である、エージェントの選択 が開きます。
3. 保留中の変更を確定または復帰したいエージェントを選択します。 

   スキルの設定されていないエージェントは、[エージェントの選択] 画面には表示されません。

4. 保留中の変更を確定するか復帰するかを選択します。
5. [次へ] をクリックします。
6. 日付の選択 画面で、保留中の項目を保存または削除する日付を選択してから、[完了] をクリックします。
   ビューが再表示されます。