プリファレンス ステータスの変更
カレンダー項目モジュールを使用すると、エージェントのプリファレンス、例外、休暇、勤務時間 (シフトおよび勤務可能時間) 申請のステータスを、スケジュール公開前に変更できます。
- スケジュールの公開前、実際に可能性のあるステータスは、[申請済み]、[承認済み]、[却下] のいずれかです。
- スケジュールの公開後、実際に可能性のあるステータスは、[スケジュール済み]、[未スケジュール] のいずれかです。
プリファレンス ステータス
スケジュール設定前、プリファレンスは [承認済み]、[却下]、[申請済み] のいずれかです。このプリファレンスを含む日付のスケジュールが設定されると、そのステータスは、[スケジュール済み] (スケジュールに表示) または [未スケジュール] (スケジュールに非表示) のいずれかになります。
- [承認済み] となっているプリファレンスは、削除されるか、ランクがそれより高いプリファレンスが追加されない限り、スケジュールに表示されます。この場合、ランクが低いプリファレンスのステータスは [却下] に変更されます。
- [却下] となっているプリファレンスはスケジュールには表示されません。ただし、それよりランクが高いプリファレンスが追加されたために却下された場合で、その高ランク プリファレンスがスケジュール設定前に削除されたときはこの限りではありません。この場合、プリファレンスのステータスは、元の [承認済み] または [申請済み] に戻ります。
- [申請済み] プリファレンスは、サイトで構成されているスケジューリング制約と最適化設定に適合する場合、スケジュールに表示されます。
プリファレンス ステータスは、[カレンダー項目] モジュールの 2 つの列 (要求時のステータス および 実際のステータス) に表示されます。この 2 つのカテゴリの詳細については、以下の項を参照してください。
未スケジュールの項目のステータスを変更するには、次のようにします。
- [カレンダーの項目] 列で、変更したい項目名をクリックします。
- 新しいステータス ([申請済み]、[承認済み]、[却下]) を示すアクション ボタンをクリックします。
- [OK] をクリックします。
新しいステータスが [ステータス] 列に表示されます。
申請時のステータスと実際のステータス
[申請時のステータス] と [実際のステータス] では、それぞれ異なる方法で、各除外およびプリファレンスを保存します。
- [申請時のステータス] は、ユーザーが入力したプリファレンス ステータスです。特定の日に複数のプリファレンスを入力した場合、それらすべてが、入力時のステータスのまま、データベースに保存されます。
- [実際のステータス] は、WFM による解決を経たステータスを示します。WFM は、カレンダー オブジェクトの階層に基づいて、現在のすべての例外およびプリファレンスを評価します。ある特定の 1 日について、あるエージェントに複数のプリファレンスが付いている場合、[実際のステータス] には WFM による解決結果が表示されます。
たとえば、エージェントが終日休暇を申請した場合、そのプリファレンスが [申請済み] としてデータベースに保存されます。しかし、後になって、その日、そのエージェントに会議例外が割り当てられた ([承認済み] になった) 場合、その例外がプリファレンスよりも優先されることになります。WFM は、現在の例外とプリファレンスの組み合わせを評価して、休暇プリファレンスを [却下] にします。ただし、データベースでは、プリファレンス ステータスは [申請済み] のままになります。なぜなら、スケジュールを生成するまでに、例外が削除される可能性があるためです。その場合、プリファレンスが再び有効化され、[実際のステータス] のプリファレンスが [申請済み] に変更されます。