ローテーション パターンのプロパティ

[ローテーション パターンのプロパティ] ペインでは、ローテーション パターンに対して週間パターンの追加、コピーおよび貼り付け、削除を行ったり、リスト内で週間パターンの位置を上下させたり、週間パターンの各曜日のさまざまなプロパティ パラメーターを設定したりすることができます。

ローテーション パターンのプロパティ ペインに加え、次のペインのコントロールおよび設定の詳細も参照してください。

• 週間パターン ペイン
• ローテーション パターンのアクティビティ ペイン
• 選択可能なアクティビティ ペイン
• シフト ペイン
• 週単位の規則 ペイン

複数週分のローテーション パターン

複数週分のローテーション パターンは、週の名前ごとに行を分けて表示されます。週の合計数は [プロパティ] ペインの右下隅に表示されます。週数の多いローテーション パターン (30 週を超える場合など) は、すばやく 1 ページに表示されます。行を選択してその週のプロパティを開き、週の確認や編集をすることや、行を選択してその週をすべてコピーし、他の週に貼り付けることができます。[検索] 機能を使用すると、(検索条件が部分的であっても) すばやく正確な検索結果が得られます。

複数日分のローテーション パターン

ローテーション パターンの編集や作成中に、ある曜日の設定を選択、マーク、またはコピーすると、それを選択した 1 つまたは複数の曜日にコピー、転送、拡散することができます (つまり、1 回コピーすれば複数回貼り付けられます)。曜日を選択して [コピー] をクリックすると、[貼り付け] アイコンが有効になります。

[プロパティ] ペイン

このペインのコントロールを使用すると、次のタスクが実行できます。

ペインの展開	[プロパティ] ペインを展開し、列をすべて 1 つのビューに表示します。
週の追加	ローテーション パターンに週間パターンを追加します。
週の削除	選択した週間パターンをローテーション パターンから削除します。[削除] をクリックすると、削除を確認する [確認] ダイアログが表示されます。削除を続行する場合は [はい] を、キャンセルする場合は [いいえ] をクリックします。
週を下に移動	選択した週間パターンを、[週間パターン] リスト内で元の位置より下に移動させます。
週を上に移動	選択した週間パターンを、[週間パターン] リスト内で元の位置より上に移動させます。
コピー	選択した週間パターンをコピーします。パターンを選択すると、[貼り付け] アイコンが有効になります。
貼り付け	(選択してコピーした) 週間パターンを貼り付けます。
ヘルプ	[プロパティ] ペインに関するヘルプ トピックを表示します。
[今すぐ保存]	[プロパティ] ペインで実行された変更をすべて保存します。

[プロパティ] ペインは 3 つのセクションに分かれています。一番上のセクションには次の 2 つのフィールドが含まれます。

• 名前—ローテーション パターンの名前。
• 曜日—ローテーション パターンが始まる曜日。

下のセクションにある週間パターンについて、次に説明します。[週間パターン] ペインで関連するフィールドをクリックすると、次のペインが開きます。

• 任意の曜日の行の [アクティビティ] フィールドをクリックすると、ローテーション パターンのアクティビティ ペインが開きます。
• 任意の曜日の行の [シフト] フィールドをクリックすると、シフト ペインが開きます。
• 週<数> (例: 1 週目) をクリックすると、週単位の規則 ペインが開きます。

検証メッセージの確認

変更が検証をパスしなかった場合、[検証メッセージの確認] ペインが表示され、エラーおよび警告メッセージの一覧が表示されます。メッセージの詳細については、「検証メッセージの確認」を参照してください。

[週間パターン] ペイン

このペインには次の行と列があり、各曜日について構成することができます。

名前	選択した曜日の週間パターンの名前。
曜日	週間パターンが始まる曜日(月曜日から日曜日)。
'列の説明:'
日	週間パターンの曜日。
休日の規則	その日に休日を割り当てられるかどうかを判断するための規則。選択できる規則は次のとおりです。 出勤日—承認済みシフト、承認済みのすべてのシフト、承認済みの勤務可能時間。 休日または出勤日—最適なスケジュールを構成するうえで出勤日または休日になり得る日。 休日—休日にしなければならない曜日。
シフト	選択した曜日に割り当てられているシフト。任意の曜日でこのフィールドをクリックすると [シフト] ペインが開き、既存のシフトのリストから選択することが可能になります。このペインのコントロール詳細については、「シフト ペイン」を参照してください。
勤務可能時間	選択した曜日のシフト中に、そのエージェントが勤務可能な時間。ドロップダウン メニューから、[シフト時間を使用] または [開始/終了時刻] を選択します。[開始/終了時刻] を選択すると、[開始時刻] と [終了見込み時刻] フィールドで設定されている時刻がその曜日に適用されます。
開始時刻	選択した曜日のシフトの開始時刻 (選択した曜日の [勤務可能時間] フィールドで [開始/終了時刻] オプションが設定されている場合にのみ使用できます)。
勤務時間/期間	エージェントが給与を支給される時間数 (または期間)。
終了見込み時刻	選択した曜日のシフトの見込み時刻 (選択した曜日の [勤務可能時間] フィールドで [開始/終了時刻] オプションが設定されている場合にのみ使用できます)。
アクティビティ	このシフトまたは曜日に、エージェントに対して割り当てられているアクティビティ。任意の曜日でこのフィールドをクリックすると [ローテーション パターンのアクティビティ] ペインが開き、アクティビティを選択できます。このペインのコントロールの詳細については、「ローテーション パターンのアクティビティ ペイン」を参照してください。
週<数> (<週間パターン名>)	この列には週の番号 (例: 1 週目) と週間パターンの名前が表示されます。この行をクリックすると、週単位の規則 ペインが開きます。

[ローテーション パターンのアクティビティ] ペイン

このペインには、次のコントロール、列、フィールドがあります。

¨アクティビティを制限しない チェックボックス	オンにすると、リスト内のすべてのアクティビティが割り当てられます。オフにすると、選択した曜日のシフトに入っているエージェントには、選択したアクティビティのみが割り当てられます。
適用	選択したアクティビティを [週間パターン] ペインに移動させます。
アクティビティの追加	選択可能なアクティビティ ペインが開きます。アクティビティを追加すると、それが選択した曜日のシフトに入っているエージェントに割り当てられます。[アクティビティを制限しない] チェックボックスがオンの場合、リスト内のすべてのアクティビティが割り当てられます。
アクティビティの削除	選択したアクティビティを [ローテーション パターンのアクティビティ] ペインから削除します。
X 閉じる	[ローテーション パターンのアクティビティ] ペインを閉じます。
ヘルプ	[ローテーション パターンのアクティビティ] ペインに関するヘルプ トピックを表示します。
検索フィールド	検索条件を入力します。たとえば、アクティビティの名前などです。
アクティビティ名	アクティビティの名前。

[選択可能なアクティビティ] ペイン

このペインには、次のコントロール、列、フィールドがあります。

適用	選択したアクティビティを [ローテーション パターンのアクティビティ] ペインに移動させます。
閉じる	[選択可能なアクティビティ] ペインを閉じます。
ヘルプ	[選択可能なアクティビティ] ペインに関するヘルプ トピックを表示します。
検索フィールド	検索条件を入力します。たとえば、アクティビティの名前などです。
アクティビティ名	アクティビティの名前

[シフト] ペイン

このペインには、次のコントロール、列、フィールドがあります。

任意のシフトチェックボックス	オンにすると、選択した曜日はエージェントが選択可能な任意のシフトを選んで勤務できます。オフにすると、選択された曜日は割り当てられたシフトでエージェントは勤務しなければなりません。
適用	選択したシフトを、週間パターンの選択した曜日に移動させます。
閉じる	[シフト] ペインを閉じます。
ヘルプ	[シフト] ペインに関するヘルプ トピックが開きます。
検索フィールド	検索条件を入力できます。たとえば、特定のシフトの名前などです。
名前	シフトの名前。

[週単位の規則] ペイン

[プロパティ] ペインにある [週間パターン] セクションで週間パターン名を含む列をクリックすると、[週単位の規則] ペインが表示されます。次のコントロールとフィールドがあります。

週間パターン名	週間パターンの名前。
1 週間の勤務時間を指定するチェックボックス	オンにすると、[最短勤務時間] と [最大勤務時間] フィールドが有効になります。最小時間数と最大時間数を入力すると定義が完了します。オフにすると、これらのフィールドが無効になります。
最短勤務時間	このパターンに対して定義された最小の勤務時間数。hh:mm 形式で入力します。この制約が設定されている場合、スケジュール期間のうちこの週については、最低でもここで定義した時間数はエージェントが勤務するよう WFM がスケジュールを組みます。有効値は 00:00 ～ 168:00 です。この値は、関連付けられている契約の 1 日あたりの最長勤務時間の設定値以下でなければなりません。有給の休憩および食事休憩もすべて合算します。
最長勤務時間	このパターンに対して定義された最大の勤務時間数。hh:mm 形式で入力します。この制約が設定されている場合、スケジュール期間のうちこの週については、ここで定義した時間数を超えてエージェントが勤務することがないよう WFM がスケジュールを組みます。有効値は 0:01 ～ 168:00 です。この値は、関連付けられている契約の1 日あたりの最短勤務時間 の設定値以上でなければなりません。有給の休憩および食事休憩もすべて合算します。

ローテーション タイプ

[週間パターン] ペインで使用できる設定値を組み合わせると、次の 9 通りのローテーション曜日を作成することができます。

1. 休日—この曜日にはエージェントに休日を割り当てなければなりません。
2. 任意のシフト—妥当な任意のシフトまたは休日をエージェントに与えることができます。実際、ローテーション パターンでは、スケジューラに対してこの日に関する制限事項は設けられません。
3. 勤務可能時間—指定されている最も早い開始時刻と正しい勤務時間数の制限範囲内であれば、任意のシフトをエージェントに与えることができます。スケジューラは休日を割り当てることもできます。
4. フレキシブルシフト—エージェントには、指定されたシフトを割り当てなければなりませんが、開始時刻と勤務時間はシフト構成の範囲内であればフレキシブルです。スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることもできます。
5. 固定シフト—エージェントには、指定された開始時刻と勤務時間どおりに指定のシフトを割り当てなければなりません。スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることもできます。
6. 承認済み固定シフト—エージェントには、指定された開始時刻と勤務時間どおりに指定のシフトを割り当てなければなりません。スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることはできません。
7. 承認済みフレキシブルシフト—エージェントには指定のシフトを割り当てなければなりません。スケジューラは、開始時刻と勤務時間数を調整することができますが、スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることはできません。
8. 承認済み勤務可能時間—エージェントには、指定されている最も早い開始時刻と正しい勤務時間数の制限範囲内でシフトを割り当てなければなりません。スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることはできません。
9. 承認済み任意シフト—この曜日はエージェントにシフトを割り当てなければなりません。スケジューラは、この曜日に休日を割り当てることはできません。

就業時間数と就業日数の制約に反しない限り、これらのローテーション タイプを自由に組み合わせて週間パターンを作成することができます。

重要

固定シフトタイプの場合に、エージェントがスケジュール期間に対して複数のプリファレンスを要求したときは、ローテーション パターン構成に指定されているよりも短いシフトをスケジューラで割り当てる可能性があります。これは、スケジューラがこのローテーション タイプをプリファレンスとして扱うためです。