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スケジュールの公開/抽出
スケジュール公開ウィザードを使用すると、公開されていないスケジュール シナリオを Workforce Management Database のマスター スケジュールに転送 (または公開済みのスケジュール シナリオを再公開) したり、マスター スケジュール情報をスケジュール シナリオに抽出したりできます。
以降のセクションでは、次の項目について説明します。
スケジュールを公開する理由
- 公開とは、スケジュール シナリオを公式にする動作を指します。マスター スケジュールだけが、公式スケジュールとみなされます。
- スケジュールが公開されるまでは、一部のパフォーマンス データやリアルタイム エージェント アドヒランス データを計算できません。
- スケジュールが公開されるまで、エージェントはWFM Web for Agentsクライアント インターフェースでスケジュールを表示することができません。
マスター スケジュールへの公開
スケジュールの公開ウィザードを起動する前に、以下を行います。
- スケジュール シナリオのプロファイル スロットに実際のエージェントを割り当てます 。(マスター スケジュールに公開されるのは実際のエージェントのスケジュールだけです。)
- マスター スケジュールに含める保留中の変更をすべて確定します。確定されていない保留中の変更は、シナリオ公開時に無視されます。
スケジュールを公開するには、次のようにします。
- [スケジュール シナリオ] ビューのシナリオ テーブルで、公開するシナリオを選択します。[アクション] ツールバーの [公開] ボタンをクリックします。
スケジュールの公開ウィザードの [アクションの選択] 画面が表示されます。 - [マスター スケジュールに公開] を選択し、[次へ] をクリックします。
[マスター スケジュールに公開] 画面が表示されます。 - [公開日付] セクションで、開始日と終了日を選択します。
デフォルトでは、選択したシナリオの開始日と終了日がこのフィールドに表示されます。 - 先の日付に対してもこのスケジュールを繰り返す場合、[日付範囲に公開] を選択し、任意の開始日および終了日を選択します。
[日付範囲に公開] 機能を使用すると、複数のスケジュール期間に対して同一のスケジュール シナリオを公開することができます。長期間に対してスケジュールを迅速に公開することが可能です。ただし、以下の点に注意してください。
- 新しい日付範囲に公開するために選択した期間がスケジュールの長さと正確に一致しない場合、スケジュールのうち、新しい日付範囲の期間に適合する日数がコピーされます。たとえばスケジュールが 3 週間で、[日付範囲に公開] の期間が 2 週間の場合、ウィザードはスケジュールの最初の 2 週間のみをコピーします。スケジュールが 2 週間で [日付範囲に公開] の期間が 5 週間の場合、ウィザードはスケジュール全体を 2 回連続してコピーした後、新しい日付範囲の 5 週目に最初の週を再度コピーします。
- スケジュール シナリオ内のデータは、新しい日付範囲にすべてそのまま公開されます。例外、休憩、食事休憩、休暇などのスケジュール項目もすべて転送されます。
- [エージェント] リストで、ターゲット スケジュールに公開するエージェントを選択します。
ビジネス ユニットを展開するとサイトが表示され、サイトを展開するとエージェントが表示されます。実際のエージェント (プロファイルではない) を任意の人数だけ選択することができます。 - オプション: [承認済み例外、休暇、休日のカレンダー項目の挿入] チェックボックスを選択すると、マスター スケジュールへのシナリオ公開後、これらの項目がスケジュールにオーバーレイされます。チェックボックスを選択解除すると、これらの項目は無視されます。
このオプションは、"固定"のエージェント スケジュールを使用する場合に便利です。1 人以上のエージェント向けの 1 ~ 6 週間のスケジュールを作成してから、この機能を使用してスケジュールを先の日付にコピーすることができます。スケジュールをコピーするとき、WFM は休暇、例外、休日など承認済みのカレンダー項目を考慮します。スケジュール内の既存の項目と競合する場合があるため、すべての承認済みカレンダー項目をオーバーレイできないこともあります。この場合、スケジュールできなかったカレンダー項目に関する警告が表示されます。 - オプション: [スケジュール シナリオ] ビューで選択した関連する予測シナリオを、シナリオ内のアクティビティすべての選択した日付について公開するには、[予測シナリオも公開] チェックボックスを選択します。予測シナリオの公開に関してより詳細な制御が必要な場合は、予測シナリオ ビューから実行します。デフォルト値はオフ (選択解除) です。スケジュール シナリオがどの予測シナリオにも関連付けられていない場合、このチェックボックスは表示されません。
- [完了] をクリックします。
基準マスター スケジュール
マスター スケジュールにスケジュール シナリオを公開すると、WFM はその時点のマスター スケジュールのスナップショットを保持します。これは基準マスター スケジュールと呼ばれます。これを利用すると、例外の追加や休暇の承認などの変更をマスター スケジュールに加えた後、現在のマスター スケジュールに表示されているスケジュールの勤務者数と、基準マスターに保存されているスケジュールの勤務者数を比較することができます。スケジュールのサマリー レポートと スケジュールの要約 ビューで比較が表示されます。
基準マスター スケジュールは、特定の日付範囲のマスター スケジュールに何かが公開されるたびに作成/更新されます。例: 5 月 25 日に、6 月のスケジュール シナリオをマスター スケジュールに公開したとします。5 月 28 日に、同じ 6 月のスケジュール シナリオをマスター スケジュールに再公開したとします。スケジュールのサマリー レポートと [スケジュールの要約] ビューでは、現在のスケジュールとの比較にあたって、5 月 28 日公開のスケジュールが基準として使用されます。
Workforce Management Database からのスケジュールの抽出
データをマスター スケジュールからスケジュール シナリオに転送するには、次のようにします。
- [スケジュール シナリオ] ビューのシナリオ テーブルで、データの抽出先となるシナリオを選択します。[アクション] ツールバーの [公開] ボタンをクリックします。
- スケジュール公開ウィザードの [アクションの選択] 画面が表示されます。
- [マスター スケジュールからの抽出] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [マスター スケジュールからの抽出] 画面が表示されます。
- [日付] セクションで、開始日と終了日を選択します。
- ターゲット シナリオの日付範囲内の日付を選択する必要があります。
- [エージェント] リストで、ターゲット シナリオにスケジュールを抽出するエージェントを選択します。
- ビジネス ユニットを展開するとサイトが表示され、サイトを展開するとエージェントが表示されます。実際のエージェント (プロファイルではない) を任意の人数だけ選択することができます。
- [完了] をクリックします。